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2年間で16の貯金を作った大谷翔平 過去5年の日本ハムの開幕投手たち

2020.04.12

 コロナウィルスの感染拡大を受け、開幕延期が決まったプロ野球。開幕が待ち遠しい日々が続くが、せっかくなので開幕後によりプロ野球を楽しめるデータをお届けしたい。そこで過去5年間の開幕投手を調べ、それぞれの投手成績を比較してみた。今回は昨季パ・リーグ5位の北海道日本ハムファイターズ。

ここ2年間は不本意な投球が続く日本ハムの開幕投手たち

2年間で16の貯金を作った大谷翔平 過去5年の日本ハムの開幕投手たち | 高校野球ドットコム
大谷翔平

 2015~2019年の5年間、ロッテの開幕戦先発マウンドに上がったのは大谷翔平有原航平ロドリゲス上沢直之の4人。彼らの主な投手成績は下記のとおり。

2年間で16の貯金を作った大谷翔平 過去5年の日本ハムの開幕投手たち | 高校野球ドットコム

 同期間中の日本ハムは、2016年にパ・リーグ優勝、日本一を果たしているが、その翌年には5位に沈むなど、浮き沈みの激しいシーズンを過ごしている。大谷翔平が開幕投手を務め、二桁勝利を挙げた2015、2016年は2位、1位と上位をキープしていたが、その後は5位、3位、5位と優勝から遠ざかっている。特にここ2年間はロドリゲス上沢直之らが務めたが故障などもあり登板数が10試合前後に止まっており、不本意な結果となっている。

 通算43勝は12球団中8位。27敗はソフトバンクに次いで2番目に少ない数字だ。これは登板数が少ないこともあるが、大谷が作った貯金が大きい。2年間で16もの貯金を作り、チームに大きく貢献していたことが分かる。大谷は二刀流での出場を続けていたこともあり、登板数、投球回数こそ平均的だが、奪三振数、防御率などでは圧倒的な数字を残している。

 今季の開幕投手は有原が指名されたことが公表されている。昨季は15勝8敗、防御率2.46とキャリアハイの成績を残し、最多勝にも輝いた有原。初めて開幕投手を務めた2017年はローテーションを守り二桁勝利と及第点の成績を残したが、本来の投球とは言いづらい成績だった。タイトルホルダーとなり、真のエースとして一本立ちできるか、注目だ。

(記事:林龍也)

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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