Column

決勝進出にする2チームは?市立船橋vs専大松戸、木更津総合vs八千代松陰の準決勝2試合の見所を徹底分析

2020.08.16

≪トーナメント表はこちら≫

 激戦の戦国千葉もついに準決勝。準決勝に勝ち進んだのは専大松戸市立船橋八千代松陰木更津総合と実力校揃い。そんな準決勝の見所を紹介したい。

勢いに乗った八千代松陰に注目!

決勝進出にする2チームは?市立船橋vs専大松戸、木更津総合vs八千代松陰の準決勝2試合の見所を徹底分析 | 高校野球ドットコム
決勝戦へ進むのは

専大松戸vs市立船橋
 盤石な戦いぶりで勝ち進んでいる専大松戸。投手力が高い日体大柏を攻略する打線の破壊力は驚異。そして投げても西村卓真の安定感は抜群だが、酷暑の中での先発連投はコンディションの心配もあり、継投策も考えられそう。安定感のある深沢 鳳介、速球派の平田 健眞で支えて、勝利を掴んでいきたい。そして市立船橋は得点パターンをしっかりとつかんでいる。

 市立船橋は高田海斗清水裕希をクリーンナップだけではなく、どこからでも安打でチャンスを作り、小技を絡めて点をもぎ取る攻撃内容は甲子園でも十分通用するレベルだ。また投手陣の頭数は豊富で、展開に応じて継投も可能だ。市立船橋はこれまで通りの試合運びができるか。専大松戸はどんな投手でも捕まえる強打を発揮し、5年ぶりの決勝進出を決めたい。

八千代松陰vs木更津総合
 

 
千葉黎明戦でも逆転サヨナラ勝ちを収めた八千代松陰。完全に勢いに乗っている。1番・春日 慶章、3番永戸 涼世を中心にコンタクト力が高い打者が多く、どこからでもチャンスが作れる。千葉黎明戦では7番西澤 慶悟の本塁打が飛び出したように、どの打者でも終盤で力を発揮する傾向にある。また投手陣もリリーフエースの 樋熊 歓大にうまくつなぎたいところだ。

 対する木更津総合は前日にエース・篠木健太郎が完投。篠木を投入しなくても勝負できる投手陣が強み。その中でも注目したいの左腕・吉鶴翔瑛。吉鶴は県内どころか全国レベルの実力を持った好左腕。八千代松陰もこれまで対戦してきた投手とはグレードが上がるだけにどこまで対応できるか注目だ。打線は足を絡めた攻撃を行い、3番・山中海斗、4番・斎藤匠の上位打線が甘い球を逃すことなく、着実に点を重ねていきたい。

 最後までもつれそうなこの試合。木更津総合は戦力を総動員して、2年ぶりの決勝に進出したい。

(記事=河嶋 宗一

関連記事
◆他の大会展望総括・コラムを読む
7月18日から開幕!滋賀県でも独自の大会開催が決まる

膳所、八幡商、彦根東など滋賀をリードしてきた伝統公立校たち

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.26

【南北海道】函館支部では函館大有斗が9回サヨナラ、函館大谷はコールド勝ち【2024夏の甲子園】

2024.06.25

昨夏甲子園16強・北海の卒業生進路紹介!元巨人外野手の息子らが中央大、147キロ右腕は社会人へ

2024.06.25

【南北海道】室蘭支部では駒大苫小牧が北海道栄に完封勝ち、次戦の相手は苫小牧中央【2024夏の甲子園】

2024.06.26

【南北海道】小樽支部予選では、リベンジに燃える倶知安が初戦【2024夏の甲子園】

2024.06.26

【北北海道】旭川支部予選で、旭川実の151キロ右腕・田中が6回完全、11連続を含む15奪三振の快投【2024夏の甲子園】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.21

沖縄大会が22日開幕!八重山商工、宮古、小禄が登場、開幕戦での白星一番乗りは?【2024夏の甲子園】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】