試合レポート

佼成学園vs都立小平西

2020.10.18

悲願の初優勝に向け佼成学園が快勝!1番・一瀬 和生は好調を維持

佼成学園vs都立小平西 | 高校野球ドットコム
この試合3安打を放った佼成学園の1番・一瀬 和生

 18日、[stadium]市営立川球場[/stadium]では秋季東京都高校野球大会の1回戦、佼成学園都立小平西との試合が行われ、佼成学園が12安打10得点の猛攻で5回コールドの10対0で勝利し、本大会初戦を獲った。

 強力・佼成学園打線を牽引するのは、1番・一瀬 和生(176センチ・80キロ、川口シニア出身)だ。一次予選は二塁打4本、三塁打2本、本塁打1本の通算8打数7安打とチーム一の打撃好調をみせていた一瀬。

 長打も放てるパンチ力が魅力的な選手だが、この試合は「後ろには頼もしい選手がいっぱいいるので、1番として塁に出ることをしっかり意識しました」と3本の単打で好機を演出した。初回の第一打席には1ボールからの2球目を快打。ファーストストライクをしっかり仕留めた。

 一瀬が頼もしいという打線は、3回、4番・重藤琳太郎、5番・三井虎太朗、6番・浅井 塁成の連続長打を皮切りに、8安打9得点と爆発した。

 この打線に藤田監督は「1年生の重藤はよく練習しますし、チームバッティングに徹してくれます。平尾、三井は安定感が出てきたので打線が固まりつつあります」と夏とはガラりとメンバーが変わり、新チームになった当初は「読めない」部分があったものの、試合を重ねるごとに成長を実感する。

 投手陣も背番号10の先発・小林 春葵が5回を4安打無失点と一次予選に引き続き安定した投球をみせた。この後ろには夏を経験している背番号1の前野 唯斗、一次予選の初戦でも好投した大貫 秀一朗なども控える。

 直近10年間で5度も決勝で涙をのんできた藤田直毅監督は「周囲にも応援されていますので」と悲願の思いを滲ませた。ここまで盤石な戦いができており投打ともに期待十分。今年こそは東京の頂点に立ちたい。

(記事=藤木拓弥

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.24

夏の滋賀を盛り上げる23人の逸材を紹介!近畿屈指の大型遊撃手・岩井(滋賀学園)、名門・近江の大エース西山など投打に人材揃い

2024.06.24

秋田の組み合わせ決まる!明桜が初戦からいきなり金足農と対戦、初戦から秋春の王者対決【2024夏の甲子園】

2024.06.24

昨夏甲子園出場の文星芸大附の卒業生進路紹介!主力は上武大、国士舘大、東京農業大へ進学!

2024.06.24

【北北海道】北見支部では北見工が33得点の圧勝でコールド発進【2024夏の甲子園】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.19

夏の兵庫大会のヒーロー候補21人!報徳学園・今朝丸、神戸弘陵・村上の「151キロ右腕二人」が筆頭格!投打にタレント揃いの東洋大姫路にも注目

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】