春夏連覇の中川、慶大主将の福井など…近年の常勝軍団・大阪桐蔭の伝統を引き継ぐ歴代の主将たち
近年の高校野球界のトップランナーを走るのは大阪桐蔭だろう。2018年の春夏連覇など、春夏通算8度の全国制覇を誇る名門校にはTOINのユニフォームに憧れ全国から有望な選手たちが集結する。今回はそんな常勝軍団・大阪桐蔭を率いた過去5年の歴代の主将たちを紹介する。
進学先でも主将、幹部に就任
左から吉澤 一翔、中川 卓也、福井 章吾、中野 波来
2016年 吉澤 一翔(枚方ボーイズー大阪桐蔭-早稲田大-大阪ガス)
2017年 福井 章吾(箕面ボーイズ-大阪桐蔭-慶應大)
2018年 中川 卓也(大阪福島シニア-大阪桐蔭-早稲田大)
2019年 中野 波来(明石ボーイズ-大阪桐蔭-青山学院大)
2020年 薮井 駿之裕(大東畷ボーイズ-大阪桐蔭)
吉澤 一翔は高校時代、3年春のセンバツで後にチームメイトとなる木更津総合の早川 隆久と対戦している。
進学した早稲田大では副主将を務め、リーグ戦通算48試合に出場し、打率.183、本塁打4本を記録した。卒業後は大阪桐蔭での一学年先輩の田中誠也が在籍する大阪ガスでプレーする予定。
2017年のセンバツ優勝に牽引した福井章吾は西武の森友哉に憧れて大阪桐蔭への進学を決めた。大阪桐蔭からは初めて慶應大に進み、3年次は2季連続でベストナインに輝いている。今シーズンから主将に就任し、大学でもチームをまとめる存在となった。
2018年春夏連覇の立役者である中川卓也は、根尾昂、藤原恭大、柿木蓮、横川凱と4名の高卒プロを輩出したタレント集団をまとめ上げた。U18日本代表でも主将を務め、進学した早稲田大では、1年春からリーグ戦に出場し、現在31試合に出場している。
中野波来は2年時からベンチ入りを果たし、春夏連覇を経験。2年春の大阪大会準決勝では代打で特大3ランを放った。高校卒業後は青山学院大に進学し、福井の世代で今季から同大の主将を務める泉口友汰とともにプレーする。
薮井駿之裕は近年の大阪桐蔭では異例の背番号2桁の主将だ。昨夏の甲子園交流戦での東海大相模との試合では、8回に決勝の2点タイムリーを放った。
そして今年の大阪桐蔭を率いるのはは忠岡ボーイズ時代、U15日本代表で主将・4番を務めた経験もある池田 陵真だ。昨秋は近畿大会で準優勝を果たしセンバツ出場を当確としている。府大会では3試合連続弾を記録するなど打線でも中軸を担う。
毎年のように名選手が主将を務める大阪桐蔭の選手たち。大学でも主将、幹部を任される選手も多く高校野球引退後も話題を呼んでいる。大阪桐蔭戦士には今後も目が離せない。
関連記事
◆【ギャラリー】高校時代の福井 章吾 (大阪桐蔭)
◆大阪桐蔭、履正社、東海大仰星。今年の大阪私学3強の主将が全員実力派!
◆福井章吾の代は7名が大学野球部の幹部に!