丑年公立ドラ1に期待がかかる小園健太、高木翔斗は捕手の大先輩2名に続けられるか
小園 健太（市立和歌山）、高木 翔斗（県立岐阜商）
公立校の戦いで沸いた2021年。まだ楽しみがある。それがドラフトだ。なんといっても注目は小園健太、松川虎生の市立和歌山バッテリーがプロ志望を表明したことだ。特に小園はドラ1として期待がかかる。
小園投手はある快挙が期待される。それは3年ぶりの公立校投手高卒ドラ1。丑年による公立校ドラ1投手がかかっている。
12年前は清峰の今村猛投手（カープ）がいた。小園とバッテリーを組む松川も、この1年で急成長を果たした強打の捕手だ。ドラフトが非常に楽しみなプレイヤーだ。
県立岐阜商の高木翔斗もプロ志望を表明した。今年の高校生を代表する強肩捕手だが、県立岐阜商といえば、捕手出身の名選手が2人もいる。
まず2000安打を達成した和田一浩氏、そして昨年、現役引退したが、広島東洋カープの3連覇に大きく貢献し、通算1620試合出場の名捕手・石原慶幸氏。2人とも高校時代は超高校級捕手として騒がれていた。長い伝統のある県立岐阜商にとって高木選手は大先輩2人に続く、活躍を期待されている。
この1年、公立校の健闘、躍進は目覚ましいものがあった。今も、新チームの公式戦が各地で行われている。これからも公立校が全国大会で活躍を見せることを期待したい。
（記事：河嶋 宗一）
