大阪桐蔭など残すところ3校のみ 夏の甲子園出場校の現在地
準優勝の二松学舎大附
秋季大会は残すところ九州大会と、11月20日より開幕する明治神宮大会のみ。秋季大会のみならず、2021年の高校野球も終わりを迎えつつある。それに伴って、夏の甲子園出場校の多くが秋の大会を終えている。
7日までの試合を終えて勝ち残ったのは3校。北信越王者・敦賀気比と近畿王者・大阪桐蔭。そして現在、大会が進行中の九州大会に挑んでいる明豊の3校となっている。
明豊は初戦、前原相手に14対4と幸先よく勝利して準々決勝にコマを進めた。選抜出場に大きく携わる準々決勝は九州国際大附と対戦する。激戦区・福岡の王者が相手となり、熱戦が繰り広げられることが予想される。大一番を乗り越え、来春への道を切り開けるか注目だ。
対して、先週末の試合を通じて秋季大会を終えたのも3校だ。
関東大会ベスト4まで勝ち上がった浦和学院は、準決勝で山梨学院の前に敗れ去った。森大新監督のもと、心機一転で挑んだ秋は関東ベスト4で終えたが、来春の選抜は有力視されている。もし選出された際は、夏とは違う浦和学院を見せてほしい。
二松学舎大附は決勝戦まで勝ち進むも、國學院久我山の前にサヨナラ負けを喫し、あと一歩でセンバツ出場を確実なものにできなかった。そして、九州大会に出場していた熊本工も佐賀商の前に3対4で惜敗。夏に続く甲子園出場は難しい状況になった。
明豊がセンバツに出られるか否か。大事な一戦は9日に行われる。ここを勝利し、選抜を確実にできるか。また、勝ち進んできた敦賀気比、大阪桐蔭も出場する明治神宮大会でどこまで進むことができるのだろうか。
<大会期間中:3校>
・優勝
福井 敦賀気比
大阪 大阪桐蔭
・ベスト8
大分 明豊(九州大会)
<敗退校:46校>
・準優勝
東東京 二松学舎大附
・ベスト4
埼玉 浦和学院(関東大会)※来春の選抜は有力視
石川 小松大谷(北信越大会)
高知 明徳義塾(四国大会)
山形 日大山形
岐阜 県立岐阜商
和歌山 智弁和歌山
鹿児島 樟南
・ベスト8
長野 松商学園(北信越大会)
新潟 日本文理(北信越大会)
三重 三重(東海大会)
滋賀 近江(近畿大会)
京都 京都国際(近畿大会)
徳島 阿南光(四国大会)
愛媛 新田(四国大会)
秋田 明桜
福島 日大東北
茨城 鹿島学園
栃木 作新学院
群馬 前橋育英
西東京 東海大菅生
兵庫 神戸国際大附
香川 高松商
山口 高川学園
長崎 長崎商
佐賀 東明館
沖縄 沖縄尚学
・ベスト16
岩手 盛岡大附(東北大会)
・その他
静岡 静岡(東海大会)
富山 高岡商(北信越大会)
奈良 智辯学園(近畿大会)
熊本 熊本工(九州大会)
北北海道 帯広農
南北海道 北海
青森 弘前学院聖愛
宮城 東北学院
千葉 専大松戸
神奈川 横浜 ※大会途中辞退
山梨 日本航空
愛知 愛工大名電
岡山 倉敷商
広島 広島新庄
鳥取 米子東
(記事:田中 裕毅)