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鹿児島にいる 「大物」の雰囲気漂わせる1年生スラッガー

2022.01.07

鹿児島にいる 「大物」の雰囲気漂わせる1年生スラッガー | 高校野球ドットコム
明瀬諒介(鹿児島城西)

 大阪の狭山リトルシニアの出身。明瀬諒介内野手(鹿児島城西=1年)は 183センチ、95キロの1年生らしからぬ恵まれた体躯から「大物」の雰囲気を漂わせている。この秋は鹿児島大会、九州大会、1年生大会と3つの公式戦で計7本のホームランを放って存在感をアピールした。

 秋の県大会前は調子が上がらず、低めのボール球を振らされることが多かったが、「自分のストライクゾーンをしっかり持って、それ以外は振らない」ことを徹底してから打撃が開花。ボールをしっかり見極め「甘い球は逃さない」打撃が光った。ボールを捕えてからフォロースルーの大きさとスピードが際立つ。「前で捕えて大きく振ってセンター方向」が基本。うまくはまると滞空時間の長い放物線を描く打球がスタンドに消えていく。

 5番に定着した鹿児島大会では6試合で24打数13安打8打点、打率.542と大当たりで、3本のホームランをはじめ長打が多いのも特徴だった。

 九州大会では九州国際大付(福岡)のエース香西 一希投手(2年)から2回に先制のソロアーチをバックスクリーンに叩き込んだ。4-6で敗れて初戦敗退したが、圧倒的な強打で九州を制したチームを相手に唯一接戦に持ち込むなど、チーム全体の潜在力をうかがわせた。

 九州大会直後にあった1年生大会では4番に座り、4試合で3本のアーチをかけ、1年生の中では群を抜く打撃の才を発揮した。

 中学時代は元近鉄の小川亨監督、高校では元西武の佐々木誠監督、プロで一線級の実績を残した指導者の下で今後、どんな打撃を開眼させていくか、楽しみな逸材である。なお鹿児島城西には3番・池野 航太外野手(1年)、4番・藤田 剛外野手(2年)ら、体も大きく一発長打を秘めた強打者がそろっており、22年のみならず、2年後も注目したい素材がそろっている。

(記事:政 純一郎

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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