順天vs都立日比谷
1次予選のトーナメント表
・日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
・世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
・日本学園などが属する第13〜18ブロック
・城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック
順天が大勝で都大会進出 先発・野々村は収穫のマウンドに
先発野々村 大晟(順天)
<春季東京都高校野球大会1次予選:順天14-3都立日比谷(7回コールド)>◇21日◇代表決定戦◇創価学園東大和グランド
勝者に東京都本大会への権利が与えられるこの試合。都立日比谷は初回、2番・藤原 隆慈の安打、3番・江口 千尋も死球で出塁すると、チャンスで5番・高橋 直人の適時打で先制した。
2回にも9番・青柳 幸樹の犠牲フライで1点を追加する。
3点ビハインドで迎えた3回、順天は3番・日野 泰伸の2点適時打でリードを1点に詰め寄る。順天の齋藤監督は「日野は練習から振れている」とコメント。続く4回も順天は相手の四球とエラーでこの回一気に3点を取り逆転に成功した。5回にも1番・小林 陽登の適時打などで2点を追加し、リードを4点に広げた。
7回、順天は、1番・小林、8番・庄司 航祈の適時打や敵失が重なり、この回7点を取りコールド勝ちを収め、見事都大会本選出場を決めた。
敗れた都立日比谷先発の高橋 直人は、序盤、ストライク先行の投球を見せたが、終盤のピンチでは踏ん張り切れなかった。
高橋は「三振が取れず、ピンチで抑えられなかった。また夏に向けてチームを勝たせる投手になりたい」と自分の投球を振り返った。
勝利した順天の齋藤監督は「先発の野々村は抜け球が多く、長打で点を取られたがよく立ち直った。ただ相手のミスで点を取ったので、今日の試合ではダメ」と手綱を締めた。
順天先発の野々村は「今日は球が抜けた。途中足がつりそうになり、足腰がまだまだと感じた。次回の試合はより頑張りたい」と次回への課題を話した。
練習時間が少ない中、奮闘した都立日比谷を下した順天。本大会に向けて課題を解消し一回り大きくなった姿で次戦に臨む。
(記事:宮前蓮太郎)
[page_break:試合シーン]1次予選のトーナメント表
・日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
・世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
・日本学園などが属する第13〜18ブロック
・城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック
マウンドに集まる日比谷ナイン
順天バッテリー
先制のホームイン(日比谷)