実践学園vs都立東村山西
1次予選のトーナメント表
・日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
・世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
・日本学園などが属する第13〜18ブロック
・城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック
「全員野球」の実践学園がで9回逆転サヨナラ勝ちで本大会へ
先発田口 慶亮(実践学園)
<春季東京都高校野球大会1次予選:実践学園7-6都立東村山西>◇26日◇代表決定戦◇国士舘高校グランド
この試合はサウスポー同士の戦いとなった。
実践学園先発は左腕ながら真っすぐの勢いがすごい田口慶亮投手。
しかし、都立東村山西は田口の立ち上がりを攻めた。2番・菊川が安打、3番・新田も死球で出塁するとチャンスで4番・村井、7番・篠原の適時打で2点を先制する。
都立東村山西の先発は真っすぐも変化球も良い池本秀太投手。こちらは初回は難なく抑える。
2回、実践学園は1番・塚原遼の犠飛、代打大熊の適時打などで一気に3点を取り逆転に成功する。
逆転された都立東村山西は3回に同点に追いつくと、4回は8番・小嶋柊が四球で出塁すると2番・菊川が逆転の適時打を放つ。
6回に実践学園が追いつき、4対4で迎えた8回、都立東村山西は先ほど適時打を放った篠原が先頭で出塁すると、四球で走者をため、1番・日比の犠飛などで2点を追加し勝ち越しに成功した。
8回、実践学園も食らいつき1点を取り、1点をリードされて迎えた9回裏、実践学園は1死から今日2番としてとてもいい仕事をしている米本が安打で出塁する。その後、安打と四球で走者をため、満塁で6番・村田、7番で途中出場の鶴岡が押し出し四球を選び逆転サヨナラ勝ちを収めた。
負けてしまった都立東村山西は、攻守ともに素晴らしく、特に4番・村井の打撃は素晴らしかった。池本も良かったが最後の最後でコントロールが乱れてしまった。しかし夏に向け成長すると面白いチームになりそうだ。
勝利した実践学園の網代監督は「秋大に負けチームを作り直し、打順ごとに役割を与えた。特に1、2番のチャンスメイクが良かった」と1、2番コンビをたたえた。
特に2番・米本は犠打2つと最終回の出塁と、いい仕事ぶりだった。米本は「二塁まで行かせるのが仕事」と2番打者の仕事を話した。
1点ずつ返し、ベンチメンバーもほとんど使い、『全員野球』で勝った実践学園。本大会でも『全員野球』で勝ち進むことを期待したい。
(記事:宮前蓮太郎)