鹿児島商vs鹿屋工
制球難に泣く・鹿屋工
鹿屋工3点目・本白水3ラン
<第150回九州地区高校野球鹿児島県予選:鹿児島商13-6鹿屋工>◇29日◇3回戦◇平和リース
先手を取ったのは鹿屋工。1回2死一、二塁で5番・本白水 太慎(3年)が初球の直球を振り抜き、左翼席に飛び込む特大3ランで幸先良いスタートを切った。
鹿屋工にとって誤算だったのは2回裏だった。投手陣が8四死球と乱れた。3つの押し出し、走者がたまったところで5番・南 侑杏主将(3年)の左翼線二塁打、8番・中村 浩哉(2年)の左前適時打。鹿児島商はこの回、打者14人、3安打で8得点のビッグイニングを作り、主導権を奪い返した。
鹿屋工は3番手・田村 祥梧(2年)が試合を立て直し、4回には9番・田村が自らの適時二塁打で2点を返し、5回は犠牲フライで6点目を挙げ、3点差に詰め寄った。
鹿児島商は南侑、エース三浦 颯真(3年)の継投で6回以降を無失点で切り抜けると、再び打線が活気づく。
6、7回と追加点を挙げ、8回裏は1死二、三塁として1番・中琉翔(3年)の右前2点適時打で7点差をつけ、コールド勝ちを決めた。
(記事=政 純一郎)