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楽天育成では小峯が支配下登録勝ち取る、残り1枠へ激しい争い

2022.03.31

楽天育成では小峯が支配下登録勝ち取る、残り1枠へ激しい争い | 高校野球ドットコム
高校時代の小峯新陸

 2月1日のキャンプインから3月24日の開幕1軍メンバーが発表されるまでに、今年も多くの選手が育成契約から支配下登録を勝ち取った。春季キャンプやオープン戦でのアピールが実った、というのは言うまでもない。さて、各球団の育成契約選手はオープン戦でどのような結果を残したのかを振り返ってみたい。

 楽天は小峯新陸投手(鹿児島城西出身)とマーキ内野手(山﨑真彰=東京学館浦安出身)の2人が育成契約選手としてオープン戦に出場した。小峯は2019年育成ドラフト2位で指名を受け、鹿児島城西高から楽天へと入団した右腕。昨シーズンは2軍で9試合に登板し1勝1敗、防御率4.82の成績を残していた。課題は18.2回を投げ17与四球だった制球面だった。

 今年は春季キャンプで1軍スタートを勝ち取ると、アピールを続けオープン戦でも4試合に登板。そのなかでイニング跨ぎもこなし5回を投げ1失点、6奪三振、2与四球と制球面も改善しつつ結果を残した。そして3月19日に支配下登録を勝ち取っている。

 そのまま小峯は開幕1軍を勝ち取ると開幕戦でプロ初登板。安打と2つの四球で満塁のピンチを招くも後続を打ち取り1回無失点でマウンドを降りた。

 野手では今シーズンから登録名を変更したマーキが出番を勝ち取った。マーキは2019年育成ドラフト3位で指名を受けハワイ大から楽天へと入団した内野手。2年目の昨シーズンは56試合に出場。打率.338(195打数66安打)、2本塁打、27打点と打撃面で結果を残した。

 今年の春季キャンプは1軍スタートを勝ち取り、そのままオープン戦でも3試合に出場した。しかしここでは安打を打つことができず、アピールできなかった。そのため開幕前の支配下登録とはならず2軍スタートとなっている。

 開幕時で楽天の支配下登録人数は69人。空いている枠はひとつしかない。7月31日の登録期限までにマーキを含め15人の育成契約選手たちでの争いが繰り広げられる。

 <オープン戦で出場機会のあった楽天の育成契約選手>
※支配下登録後の出場も含む
※◎は支配下登録済

 小峯新陸◎
4試合(5回)奪三振6 与四球2 防御率1.80

 マーキ
3試合 打率.000(5打数0安打) 0本塁打 0打点

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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