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広島期待の若手野手を輩出 名門大学にも続々送り出した18年報徳学園ナインの現在

2023.01.08

広島期待の若手野手を輩出 名門大学にも続々送り出した18年報徳学園ナインの現在 | 高校野球ドットコム
報徳学園時代の小園 海斗

 2018年の第100回大会の夏の甲子園を盛り上げたミレニアム世代は、3月で学生野球を引退し、4月からNPB、社会人野球などあらゆるステージに進み、それぞれの野球人生を歩んでいく。その中から、夏の甲子園ではベスト8に入り、10月の福井国体にも出場した報徳学園(兵庫)のメンバーを振り返っていきたい。

 1番打者だった小園 海斗内野手は広島ドラフト1位でNPBの世界に入った。1年目から58試合に出場。2年目は3試合にとどまったものの、3年目、4年目は100試合以上出場し、規定打席にも到達するなど、順調に経験を積んできた。5年目の2023年シーズンで一気に大ブレークしたいところだ。

 残りのメンバーは大学へ進学して腕を磨いたが、それぞれが実力ある大学に進んだ。

 村田 琉晟外野手は大阪産業大、長尾 亮弥外野手は関西学院大でそれぞれプレー。当時スタメンで唯一の2年生だった大崎 秀真内野手は立命館大で奮闘している。特に大崎は副主将として、最後の1年はプレーすることとなっている。

 東都大学野球連盟に所属する日本大には糸井 辰徳外野手、立正大には神頭 勇介内野手、そして東洋大には渡辺 友哉投手が進み、戦国東都でしのぎを削り合った。

 また堀尾 浩誠捕手、羽渕 達哉内野手は準硬式を選択し、4年間の大学生活を過ごした。

 NPBはもちろん、関西、関東を代表する名門大学、準硬式とあらゆるステージで活躍した2018年の報徳学園ナイン。母校は昨年秋の近畿大会で準優勝を収めたことで、2023年のセンバツ出場が有力視されている。後輩たちに負けじと、次のステージで活躍することを楽しみにしたい。

<夏の甲子園 準々決勝:済美戦のスタメン>

1番(遊)小園 海斗:広島
2番(左)村田 琉晟:大阪産業大 卒業見込み
3番(中)長尾 亮弥:関西学院大 卒業見込み
4番(一)神頭 勇介:立正大 卒業見込み
5番(右)糸井 辰徳:日本大 卒業見込み(SECカーボン株式会社)
6番(捕)堀尾 浩誠:法政大 卒業見込み※準硬式
7番(二)羽渕 達哉:中央大 卒業見込み※準硬式
8番(投)渡辺 友哉:東洋大 卒業見込み
9番(三)大崎 秀真:立命館大3年

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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