長崎日大は2年連続のセンバツ 初出場8強もここ2度は惜敗、30年ぶり白星狙う
西尾海純(長崎日大)
第95回記念大会となる23年センバツが3月18日に開幕する。コロナ禍以前のように、全校による開会式が行われるなど、大会は熱気を帯びることが予想され、甲子園の舞台での球児たちの全力プレーが期待される。出場を決めた各校の過去のセンバツの記憶をたどってみる。
昨年の秋季九州大会で準優勝した長崎日大(長崎)は、2年連続4度目のセンバツ出場を決めた。過去のセンバツ成績は以下の通り。
★1993年
2回戦:〇5対3 智辯学園(奈良)
3回戦:〇5対0 鳥取西(鳥取)
準々決勝:●2対5 大宮東(埼玉)
★1999年
1回戦:●2対3 駒大高(東京)
※9回サヨナラ
★2022年
1回戦:●2対6 近江(滋賀)
※延長13回タイブレーク
春夏通じて初甲子園となる1993年のセンバツに出場すると、いきなり2勝して8強まで進んだ。のちに日本ハム、巨人でプレーした中村隼人投手を擁しての快進撃だった。3回戦の鳥取西戦では7回まで無安打に抑えるなど1安打完封勝利。自らの株をグンと上げた。
その後、2度センバツに出場も白星をつかんでいない。1999年には9回ミスでピンチを招きサヨナラ負け。昨年は近江相手に2対0とリードして9回を迎えながら同点とされ延長へ。13回タイブレークにもつれ込む接戦の末に敗れた。
昨年の惜敗を知る平尾 大和外野手(2年)が主将として再び聖地へ。93年以来、30年ぶりの白星を狙う。