試合レポート

東亜学園VS海城

2023.07.19


東亜学園が中盤以降に持ち味の粘り強さ見せベスト16入り!!

〈第105回全国高校野球選手権東東京大会:東亜学園8ー2海城〉♢19日♢4回戦♢江戸川区

 東亜学園は、初回2点を先制されるものの、3、4回に1点ずつ取り同点とすると、5、7、8回に2点ずつを奪って、8対2でベスト16入りを決めた。

 東亜学園の先発には背番号10番の大沢 健翔投手(3年)が抜擢された。武田監督は「チームで一番信頼している投手」と語るように、初回は3安打を許し2失点をされるも、それ以降は得点を与えないの投球を見せた。武田監督も「2回以降は大沢らしい投球ができていた」と2回以降は8回途中まで3安打しか許さない完璧な投球をしていた。

 初回はコントロールがなかなか定まらず、サイン通りに投げれていなかった。それが欠点となり、立ち上がりに海城打線に攻め込まれた。

 しかし2回以降は初回と変わって別人のような投球だった。球威やキレは変わってなかったが、マウンドでの姿勢やコントロールミスが無く、しっかりと捕手のミットを目掛けて投げられていた。大沢も「2回以降はいつも通りの投球ができて良かった。チームに迷惑をかけない投球を、これからも続けていきます」と気合を入れていた。

 打線も5回までに8安打と力強さも見えた。さらに後半につれて徐々にタイミングが合い、6回以降も10安打を放つなど、終わってみれば18安打と、後半になるにつれて勢いが出てくる打線だった。

 武田監督は「序盤は思うような攻撃はできなかったが、3回以降は自分達らしい攻撃ができてきた」と語るように打撃陣の修正能力も高いと感じた。

 次はシード校の大森学園を倒した明大中野とベスト8をかけて対戦する。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.27

慶應ボーイの学生監督が率いる慶應志木 来る夏は「現役の時よりも緊張するかもしれません」

2024.06.27

山形の組み合わせ決定!2年ぶり甲子園狙う鶴岡東は山形中央と南陽の勝者と対決<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.27

【徳島】28日に抽選会!阿南光・吉岡を攻略する高校が現れるか<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.27

【北北海道】空知支部予選では滝川、美唄尚栄がBブロック決勝戦進出!【2024夏の甲子園】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.22

南北海道室蘭支部が開幕!北海道栄、苫小牧中央がコールド発進【2024夏の甲子園】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】