習志野VS八千代
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習志野が初戦苦しみながらも、根立の本塁打などで追加点を挙げ逃げ切る
〈第105回全国高校野球選手権千葉大会:習志野8ー5八千代〉♢12日♢2回戦♢ZOZOマリンスタジアム
習志野は勝利したが打撃では少し早打ちではないかなと感じた。特にチャンスで点は取れていたが、何度が早打ちしている場面があり得点に繋がらなかった部分もあった。
試合後、習志野の小林監督は「早打ちと積極的に打つという言葉は表裏一体で難しい部分があると思います。結果が出なかったら早打ちだし、結果が出れば積極性があると思われる。選手たちも、ただ闇雲に打つ打者もいたので、次の試合からは修正していき、一戦一戦成長していかせたいです」と次の戦いに向けて意気込んだ。
習志野は初回に3点を先制。八千代に2回、3回と1点ずつ取られ3対2と1点差に詰め寄られるが、3回に、5番・根立 陸斗外野手(2年)の右中間スタンドに飛び込むソロ本塁打で点差を2点に引き離す。
根立は「打った瞬間、長打とわかったけど、ホームランになると思ってなかった。結果的にホームランなって良かったです」と口元を緩めた。本塁打について小林監督は「1点差でいつ同点、逆転されるかわからない中で、1本が出てくれたのであの場面での本塁打は良かったです」と根立を称えた。
先発の中西 孝輝投手(3年)は完投こそしたが5失点された。投球内容からも本調子ではなかったと感じる。毎回ランナーを背負う投球のなか中西は「中々コントロール定まらず特に左打者のアウトコースがダメだった」と語るように、左打者の外の球を引っ掛けたり抜けたりしていた。次の戦いまで修正していけば今よりも投球の幅も広がり、楽に打者が打ち取れると感じる。
小林監督は投手の起用について「今日は投手を3人使おうとした。代える場面はあったが自分のミスで出したランナーなんだから代えず修正してほしかった」と振り返ったが、中西は最後までなかなか修正できずに試合を投げ終えた。
習志野の次の対戦相手は長生と銚子商の勝者と15日に対戦予定。どのような試合運びになるのか小林監督の采配にも注目だ。