名経大市邨vs日進西
＜第105回全国高校野球選手権愛知大会：名経大市邨9ー2日進西（8回コールド）＞◇15日◇2回戦◇パロマ瑞穂
初回に4番・川﨑 望夢捕手（3年）の二ゴロの間に1点を先制した名経大市邨が、3回に3番、4番の連続三塁打を含む猛攻で4点を追加。さらに、4回にも4番・川﨑の左三塁打で1点を追加し、6対0と突き離す。
これ以上点差を広げられるわけにはいかない日進西は、3回途中から登板した柘植 心音投手（3年）が2度の三者凡退など、流れを引き寄せる好投を見せ6点差のまま迎えた8回。4番・中村 哲捕手（3年）の右三塁打、5番・竹内 龍飛内野手（2年）の右安打で2点を返して4点差に迫る。
日進西の柘植に5回以降無安打に抑えられていた名経大市邨は、8回に2死満塁から6番・長谷川 実輝内野手（3年）の中安打で8対2と再び6点差へ。7番・米川 晴稀内野手（3年）が四球を選び、三塁走者がかえればコールド勝ちの2死満塁場面を作ると打席には代打・大友 悠聖（3年）が起用に応える見事な中安打を放ち、名経大市邨がコールド勝ちを決めた。
名経大市邨は先発した本格派右腕・西村 虎冴投手（3年）が、6回78球7奪三振3安打1四死球の好投。コーナーに投げ込める制球力とキレのある直球が光った。また、この日は3投手で継投したが、2日の犬山戦で7回11奪三振無失点の好投を見せた変速右腕のエース下木原 彪蓮（3年）を温存しての2失点リレー。打っては2本の三塁打を放った4番・川﨑を中心に13安打。投打ともにレベルが高く、十分上位進出を狙えるチームだろう。
