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高校通算2ケタ本塁打以上がズラリ!今年の慶應義塾打線は全国トップクラス!

2023.08.09


 この夏、第105回全国高校野球選手権神奈川大会決勝で横浜に逆転勝ちした慶應義塾が、5年ぶりに甲子園出場を決めた。持ち味は破壊力抜群の強力打線。選手のポテンシャル、技術の高さ、すべてにおいて全国トップクラスだ。

 神奈川大会では140キロ超えの投手がそろう東海大相模にコールド勝ち。横浜にも長打攻勢でエースの杉山 遥希投手(3年)を攻略した。

 投手陣は140キロを超える投手を揃える。145キロ右腕の小宅 雅己投手(2年)は常時140キロの直球がシュートライズ気味に伸びていくため、空振りを奪える。強力な打者相手にも淡々と自分の投球ができる威力がある。142キロの大型左腕・鈴木 佳門投手(2年)、リリーフで好投を見せる140キロ右腕・松井 喜一投手(3年)が控える。

 打線では高校通算14本塁打の渡辺 憩捕手(3年)や、秀逸なバットコントロールを誇る延末 藍太内野手(3年)も高校通算17本塁打を放っている。福井 直睦内野手(3年)は高校通算18本塁打で、飛距離は非凡なものを持つ。

 夏にかけて強打に磨きがかかった堅守の遊撃手・八木 陽内野手(3年)は高校通算13本塁打をマーク。渡邉 千之亮外野手(3年)はチームトップの高校通算21本塁打を誇る。公式戦7本のうち、1本が今夏甲子園を手繰り寄せる神奈川大会決勝の逆転3ランで、チーム一のスラッガーだ。

 抜群の脚力に強打に磨きがかかったセンターの丸田 湊斗外野手(3年)は高校通算17本塁打、加藤 右悟外野手(2年)は高校通算17本塁打でそのうち公式戦本塁打が7本。慶應義塾OB、正木 智也外野手(現・ソフトバンク)を彷彿させる強打の外野手である。

 控えではあるが、大打者・清原和博氏を父に持つ清原 勝児内野手(2年)も高校通算12本塁打をマークする。

 レギュラーのほとんどが高校通算本塁打2ケタ以上という強力打線。全国大会でも発揮できるか。

1 小宅 雅己投手(3年)
2 渡辺 憩捕手(3年)
3 延末 藍太内野手(3年)
4 大村 昊澄内野手(3年)
5 福井 直睦内野手(3年)
6 八木 陽内野手(3年)
7 渡邉 千之亮外野手(3年)
8 丸田 湊斗外野手(3年)
9 加藤 右悟外野手(2年)
10 鈴木 佳門投手(2年)
11 松井 喜一投手(3年)
12 笠井 達弥捕手(3年)
13 安達 英輝内野手(3年)
14 宮尾 青波内野手(3年)
15 清原 勝児内野手(3年)
16 足立 然内野手(2年)
17 山本 海外野手(3年)
18 村上 迅太投手(3年)
19 飯田 康太郎投手(3年)
20 加賀 城祐志投手(2年)

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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