今年の甲子園は「打高投低」!140キロ超え34人も、2ケタ安打は20校
この夏の甲子園(第105回全国高校野球選手権記念大会)は、ここまで「打高投低」の傾向が表れている。
10日までに18試合が行われたが、10安打以上を記録しているのは以下のチーム。
【19安打】
仙台育英
【16安打】
聖光学院
【10安打】
共栄学園
前橋商
日大山形
大垣日大園
花巻東
36チーム中、20チームが2ケタ安打を記録していた。
猛暑の影響で、投手が本来の実力を発揮できていないこともあるだろうが、投手の実力を測る球速では140キロを超えた投手は34人もいる。球筋を見ても勢いはあるが、それを打者たちが造作もなく打ち返している。
当の選手たちは、140キロ前後の球を全く脅威と感じてなく、速い球への対策はできている。トップクラスの強豪になると、140キロぐらいでは狙い球にしなくても反応で打てると言い、変化球待ちで打てる選手もいる。
変化球の精度はもちろん、緩急や、精度の高い縦変化など、しっかりとしたコンビネーションを確立しないと抑えられないのだろう。
2回戦に突入しているが、これからは慶應義塾(神奈川)、広陵(広島)、東海大甲府(山梨)などの強打のチームが多く登場する。ここまでの「打高投低」の傾向が続くのか。その打撃力に注目だ。