【甲子園】激戦の予感！神村学園vs仙台育英、慶應義塾vs土浦日大の準決勝の見どころ！
第105回全国高校野球選手権記念大会は21日、準決勝が行われる。準決勝の見どころを紹介する。
■仙台育英（宮城）vs神村学園（鹿児島）
仙台育英の須江監督は神村学園の打線のレベルの高さを警戒し、大型左腕・黒木 陽琉投手（3年）も警戒していた、須江監督は黒木の縦の変化球について分かっていても打てるものではないと語るなど、早く主導権を握ってゲームを進めたい考えだった。
追う立場になっての黒木の対戦はかなり厄介なだけに、神村学園は先制攻撃を仕掛けたいところだろう。
神村学園はここまで多くの投手陣を攻略してきたが、仙台育英の145キロ以上の投手に対応できるか。
優勝候補として期待がかかる仙台育英。これほどハイレベルな相手が続く組み合わせもなかなかない。須江監督は、一戦必勝、決勝戦のつもりで戦うと語っており、総力戦で臨む勢いだ。
■慶應義塾（神奈川）vs土浦日大（茨城）
両校は練習試合でもよく戦う関係性で、森林監督、小菅監督とはチームのことや、高校野球の未来について話し合う仲でもある。
試合展開としては、先制、中押し、ダメ押しをしたい慶應義塾。後半勝負を仕掛けたい土浦日大になるのではないか。
準々決勝では沖縄尚学の東恩納 蒼投手（3年）に前半抑え込まれ、6回から攻略に成功したが、打線の力量を考えると前半で打ち崩してもおかしくないといえる。土浦日大は頼みの藤本 士生投手（3年）が2試合続けてロングリリーフしているため、疲労の影響は間違いなく出る。
だからこそ小森 勇凛投手（3年）、伊藤 彩斗投手（3年）の2投手の踏ん張りが大事といえる。
準々決勝の戦いを見ても、どちらもロースコアで逃げ切れるとは考えていないだろう。畳み掛けたときにビッグイニングを作れるかどうかで変わってくる。
慶應義塾の清原 勝児内野手（2年）が代打で勝負強さを発揮できるか。また、試合の流れを変えるキーマンはトップバッターの丸田 湊斗外野手（3年）だと考えている。脚力、ミート力、判断力の高さ、すべてにおいて高レベルで、出塁させたくないと思わせる。
ビッグイニングを作れる可能性が高いのは慶應義塾だが、土浦日大も今大会は右投手、左投手、本格派、技巧派と対戦してしっかりと攻略しているので、対応力の高さを発揮する可能性は十分にある。
いずれにしても、簡単に終わる試合にはならない。
