巨人では8人が1軍未出場、山田、高木らが1軍出場を目指す
8月も下旬に入り、各チーム100試合以上を消化した。シーズンも残すところ1ヶ月半ほどだが、そのなかでここまで1軍出場がない選手を振り返ってみたい。
巨人は投手4人、野手4人の合計8人がここまで1軍出場の機会を得ることができていない。投手は山田 龍聖投手(高岡商出身)、畠 世周投手(近大福山出身)、石田 隼都投手(東海大相模出身)、高木 京介投手(星稜出身)の4人だ。
2021年ドラフト2位の山田は、オープン戦で3試合に登板。2.1回を投げ無失点と結果を出したものの開幕2軍スタート。ここまで1軍昇格とはなっていない。2軍では18試合の登板で29回を投げ防御率2.48と、まずまずの数字を残しているだけに2年目の今シーズン、1軍初登板のチャンスをつかみたいところ。
昨シーズン27試合に登板していた畠は右肘のコンディション不良で離脱中。1軍、2軍の公式戦では登板していないが、プロアマ交流戦ですでに実戦登板は果たしている。調子を上げることができれば、シーズン終盤の1軍復帰もありそうだ。
今シーズン途中に育成契約から支配下復帰を果たした高木は2軍で26試合に登板し防御率2.39と好投中。貴重な中継ぎ左腕として1軍昇格を目指す。高卒2年目の石田は2軍で8試合(7先発)に登板。32.2回を投げ防御率3.31と安定した投球を見せている。来シーズン以降の1軍登板を目指すことになりそうだ。
野手では昨シーズン自己最多となる69試合に出場し5本塁打を放った増田 陸が、2軍で汗を流している。今シーズンはオープン戦で打率.083(12打数1安打)と結果を残せず開幕2軍スタート。2軍ではここまで55試合に出場し打率.217(152打数33安打)、4本塁打の成績。7月には試合中の交錯で肘を故障するアクシデントもあったが、すでに復帰はしている。ここから1軍昇格を勝ち取ることができるか注目だ。
その他では香月 一也内野手(大阪桐蔭出身)、湯浅 大内野手(健大高崎出身)、喜多 隆介捕手(小松大谷出身)も1軍出場がない。
<今シーズン1軍未出場の選手>
※育成契約は除く
※◎はルーキー
※2023年8月27日時点