北信越勢、この夏初戦で全敗も光る要素が
この夏の甲子園(第105回全国高校野球選手権記念大会)は大会第6日を終え、北信越勢全5チームが初戦で敗れ甲子園を去った。
市立和歌山(和歌山) 5ー4 東京学館新潟(新潟)
土浦日大(茨城) 8ー3 上田西(長野)
鳥栖工(佐賀) 3ー2 富山商(富山)
創成館(長崎) 6ー3 星稜(石川)
慶應義塾(神奈川) 9ー4 北陸(福井)
残念ながらすべて初戦敗退となったが、光る要素はあった。
上田西、富山商はタイブレークまで持ち込み、個人の能力では負けていなかった。上田西はかなりフィジカル強化を重きにおいて、選手のポテンシャルの高さはここまでの登場校と比較しても上位に入る。富山商もさすが伝統校という印象で、攻守で鍛え上げられていた。
東京学館新潟は初出場ながら、チームで戦う姿勢が感じられ、粘り強い試合運びができていた。北陸も慶應義塾に一方的にやられるのではなく最終回に意地を見せた。145キロ右腕・竹田 海士投手(2年)は秋以降も話題になることは間違いない。走塁、守備もしっかりと鍛え上げるチームなので、来年のセンバツを狙える存在になると考える。
星稜は個人のポテンシャルは高い。それを生かしきれない試合運びや、技術以外の要素に目を向ける必要があると考える。
色々な課題も、収穫も見つかった北信越勢。来年以降の甲子園では、躍進できると信じている。