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大会第6日は145キロ以上が2人!これで今大会の140キロ超えは42人に!【甲子園140キロ超え球速一覧】

2023.08.11


この夏の甲子園(第105回全国高校野球選手権記念大会)は第6日を終えた。4試合合わせて、8人の140キロ超えの投手が登場した。

第1試合では沖縄尚学(沖縄)・東恩納 蒼投手(3年)が最速145キロをマーク。8安打完封勝利を挙げた。改めて見ても伸びのある直球で、東恩納は「分かっていても打たれないストレートを目指します」ときっぱりと語った。また、いなべ総合(三重)の水野 陸翔投手(3年)も140キロをマークし、しっかりと試合を作った。

第2試合では広陵(広島)の髙尾 響投手(2年)は不調ながらも、最速144キロをマーク。優勝するには、この投手の復調が鍵となるが、どこまで立て直すことができるか。また、広陵相手に力投を見せた立正大淞南(島根)のエース・日野 勇吹投手(3年)も143キロをマーク。途中までしっかりと押し切った直球の球威は非凡なものがあった。

第3試合では慶應義塾(神奈川)・小宅 雅己投手(2年)が144キロをマーク。直球に力を入れてきたという小宅。スライダーにも磨きをかけ、北陸(福井)打線を打ち取った。また大型左腕の鈴木 佳門投手(2年)も、140キロをマーク。まだこれからの投手で、次戦以降、どんな投球を見せるか。北陸竹田 海士投手(2年)は常時140キロ〜145キロをマークし、速球の勢いは来年のドラフト候補への成長を予感させた。ハイレベルだった慶應義塾打線を相手にした経験が、竹田をさらに成長させるかもしれない。

第4試合は文星芸大附(栃木)期待の大型右腕・堀江 正太郎投手(2年)が141キロをマーク。内容はまだ厳しいものだったが、次戦以降、恵まれたポテンシャルを発揮した投球が期待できるか注目したい。

これで140キロ超えは大会第6日を終え、42人になった。

【150キロ】
湯田 統真投手(仙台育英=3年)

【147キロ】
森 煌誠投手(徳島商=3年)
高木 大希投手(履正社=2年)
近藤 愛斗投手(浜松開誠館=3年)

【146キロ】
髙橋 煌稀投手(仙台育英=3年)
玉木 稜真投手(東海大星翔=3年)

【145キロ】
月野 龍投手(浦和学院=3年)
仁田 陽翔投手(仙台育英=3年)
武内 涼太投手(星稜=3年)
東恩納 蒼投手(沖縄尚学=3年)
竹田 海士投手(北陸=2年)

【144キロ】
清水 大暉投手(前橋商=2年)
松延 響投手(鳥栖工=1年)
岡田 彗斗投手(北海=3年)
髙尾 響投手(広陵=2年)
小宅 雅己投手(慶應義塾=2年)

【143キロ】
権田 成也投手(上田西=3年)
福田 幸之介投手(履正社=3年)
熊谷 陽輝内野手(北海=3年)
日野 勇吹投手(立正大淞南=3年)

【142キロ】
高野 結羽投手(聖光学院=2年)
中山 優月内野手(智辯学園=3年)
小松 龍一投手(花巻東=2年)
新岡 歩輝投手(クラーク記念国際=3年)
菅井 颯投手(日大山形=3年)
三浦 尊神投手(おかやま山陽=2年)
松永 優斗投手(神村学園=3年)
野田 皇志投手(明豊=3年)
中山 敬斗投手(明豊=3年)

【141キロ】
寿賀 弘都外野手(英明=3年)
笹尾 日々喜投手(愛工大名電=3年)
松成 乃馳投手(宇部鴻城=2年)
高橋 大和投手(=3年)
黒木 陽琉投手(神村学園=3年)
森山 塁投手(明豊=3年)
堀江 正太郎投手(文星芸大附=2年)

【140キロ】
三宅 一誠投手(おかやま山陽=2年)
山田 渓太投手(大垣日大=3年)
西山 恒誠投手(近江=2年)
村田 昊徽投手(創成館=2年)
水野 陸翔投手(いなべ総合=3年)
鈴木 佳門投手(慶應義塾=2年)

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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1 Comment

  1. 大村

    2023-08-12 at 8:44 AM

    みんな、頑張れ。青春

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