編集部が選ぶロマン型のU-18代表、世代No.1左腕、152キロ左腕、世代屈指のスラッガーなど、まさにドラフトオールスターチーム!
高校野球ドットコムの人気企画となった「仮想U-18代表企画」。高校野球ドットコムが考えたオールスターチームを紹介する。
今回、編集部は2パターンのチームの編成を考えた。
・甲子園出場選手中心の仮想U-18代表
・スケールが大きいドラフト候補中心のロマン型U-18代表
甲子園出場選手中心では、実際に選考委員会が選びそうな、「ザ・高校野球」のような実戦力が高い選手の編成。ロマン型はドラフト候補のオールスターで長い目で見れば、上のステージで活躍する可能性が高いドリームチーム。
ロマン型はポテンシャルが高い一方で、脆さもあるので、勝てるチームではないかもしれないが、野球ファンをワクワクさせる編成となっている。
今回紹介するロマン型は、まさにドラフト的に見てもオールスターである。
ロマンのU-18
【投手】9人
東松 快征(享栄)
前田 悠伍(大阪桐蔭)
坂井 陽翔(滝川二)
木村 優人(霞ヶ浦)
湯田 統真(仙台育英)
河内 康介(聖カタリナ)
杉山 遙希(横浜)
武田 陸玖(山形中央)
日當 直喜(東海大菅生)
【内野手】7人
佐々木 麟太郎(花巻東)
真鍋 慧(広陵)
明瀬 諒介(鹿児島城西)
百崎 蒼生(東海大星翔)
森田 大翔(履正社)
横山 聖哉(上田西)
【外野手】3人
萩 宗久(横浜)
山内 教輔(東海大相模)
松本 大輝(智辯学園)
東松 快征(享栄)は最速152キロを誇る速球派左腕。荒削りではあるが、最後の夏にかけてフォークが磨かれてきた。
前田 悠伍(大阪桐蔭)は世代No.1左腕。今年の高校生投手では、マウンドに上がれば一番安心と思わせる投手。
坂井 陽翔(滝川二)は長身を生かした投球フォームから伸びのある140キロ後半の速球で勝負する。
木村 優人(霞ヶ浦)は完成度の高いフォームで、140キロ後半の速球と多彩な変化球で勝負する。
湯田 統真(仙台育英)は最速150キロの直球と130キロ後半のカットボールで勝負する。
河内 康介(聖カタリナ)はこの夏、ブレークした150キロ右腕。フォームの完成度の高さが魅力。
杉山 遙希(横浜)は高校生左腕としてはトップクラスの完成度の高さを誇る。牽制技術、フィールディングなどすべてにおいて高水準。
武田 陸玖(山形中央)は今年の高校生を代表する二刀流として期待が高い。
日當 直喜(東海大菅生)は140キロ後半の速球とスプリットで圧倒する。国際大会においてスプリットを決め球にできるのは強い。
【捕手】2人
堀 柊那(報徳学園)はセンバツから今年の高校生No.1捕手として注目されてきた。春、夏と見てきて、ドラフト的に堀を上回る存在は出てこなかった。
鈴木 叶(常葉大菊川)は打力ならば報徳学園・堀を上回るポテンシャルがある好捕手だ。U-18代表1次候補の合宿ではポテンシャルの高さを感じさせた。
【内野手】7人
佐々木 麟太郎(花巻東)は甲子園前まで高校通算140本塁打を記録するスラッガー。甲子園では長打なしで終わり、故障の不安も抱えているが、それでもロマンという意味では一番の素材であることは間違いない。
真鍋 慧(広陵)は高校通算62本塁打のスラッガー。飛距離ではこの世代1、2を争う。何より体が強く、強肩。爆発すれば頼もしい存在。
明瀬 諒介(鹿児島城西)は投げては140キロ後半をマークし、打っても場外級の本塁打を放つ強打者。確実性をまだ欠くが、それでもポテンシャルは高い。
百崎 蒼生(東海大星翔)は最後の夏に甲子園出場を決めた大型遊撃手。長打力、守備力、選球眼の高さともにレベルが高い。
森田 大翔(履正社)は、この夏の甲子園で2試合連続本塁打を記録したスラッガー。圧倒的なパワーで長打を量産する。三塁守備でも強肩が魅力。
横山 聖哉(上田西)は、この夏の地方大会で一気に評価を高めた大型遊撃手。抜群の強肩で多くのアウトを演出。打撃でもパワフルなスイングで本塁打を量産。甲子園初戦敗退となったが、改めて華がある逸材だった。
【外野手】
萩 宗久(横浜)は神奈川大会で高校生トップクラスのパフォーマンスを見せた大型外野手。甲子園に来ていたら、もっと評価をされていたのかもしれない。
山内 教輔(東海大相模)は積極的な打撃スタイルで長打、単打を量産。守備力も高い外野手。今年の甲子園は良い外野手は多かったが、スケール、パワー、スピードという意味で、山内は全国でもトップクラスだった。
松本 大輝(智辯学園)は今年の甲子園の出場外野手で最もスケールの大きさを感じた外野手。甲子園でバックスクリーン弾も放つなど、自慢の長打力は高校生トップクラスだ。
今年のU-18代表は決勝戦後に発表される。