意外ではない佐々木麟太郎、真鍋のU-18代表の選出外、代表に選ばれた内野陣を考察
8月31日から台湾(台北・台中)で開催される「第 31 回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」へ出場する野球日本代表「侍ジャパン」U-18 代表20人が22日、発表された。
今回の選考で馬淵監督のカラーがでたのは、内野手だと考えている。
起用する選手のタイプというのは、ポテンシャルの高さやスケールの大きさではなく、指揮官が目指す野球にマッチした選手によって決まる。高校通算140本塁打のスラッガー・佐々木 麟太郎内野手(花巻東=3年)、高校通算62本塁打の真鍋 慧内野手(広陵=3年)が選出外となったのも意外ではない。4月に行われた1次合宿からみても、存在感を示していた選手が選ばれた。
<内野手>
山田 脩也(仙台育英=3年)
高中 一樹(聖光学院=3年)
緒方 漣(横浜=3年)
森田 大翔(履正社=3年)
小林 隼翔(広陵=3年)
山田は、今年の仙台育英の攻守の要。高いバットコントロールで安打を連発し、盗塁や、小技もこなす。守備はスピーディーで、大舞台でもしっかりと捕球できる技術がある。今年の代表選手の構成を見ると、スモールベースボールになるのは明白で、スローイングが若干不安とはいえ、仙台育英で野球を学んできた山田がやはり中心となりそう。
高中は1次合宿で好投手からでも快打を連発していた。木製バットへの対応力は高く、走塁技術も高い。遊撃、二塁もこなし、上位打線として期待できる選手ではないだろうか。
緒方は実に丁寧にプレーできる。木製バットは普段から練習をしてきた選手で、1次合宿でもしぶとい当たりを連発していた。馬淵監督が求める緻密な野球にも対応できる選手だといえる。
森田は主軸として期待される。甲子園で2試合連続本塁打をマークした。木製バットでも対応できそうな高い打撃技術があり、パワーもある。三塁守備から見せる強肩を見ても問題ない。今年の選出の兼ね合いを見ても、三塁以外のポジションをこなす可能性は十分にある。
小林は内野陣の中で最も強肩。木製バットの対応でも、シャープなスイングで鋭い打球を飛ばしていた。打席を重ねれば持ち味を発揮する可能性がある。いろんなポジションを守る可能性はありそうだ。
惜しくも選考漏れとなった真鍋だが、1次合宿では馬淵監督が熱心に指導をしていた。馬淵監督はスモールベースボールにこだわりながらも、木製バットで人一倍打球を飛ばしていた真鍋には、今回の編成にとって泣きどころである長打を打てる打者として期待していたところはあったと思う。
ただ夏のパフォーマンスをみると、決定打と呼べるほどの結果がでなかった。ただ選考漏れになりながらも、NPBの世界で巻き返した選手は多くいる。今後、トップチームに選ばれる選手になってほしい。
高橋勝久
2023-08-26 at 10:38 AM
第 31 回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」へ出場する野球日本代表「侍ジャパン」U-18 代表20人が22日、発表された。
とコラムにありますが
何所が選考して発表したのですか記事に記載されてません
又 WBSCの日本の加盟団体は何とゆう協会ですか
知りたいです