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「バント、スクイズ、エンドランばかりがスモールベースボールではない」 馬淵監督が優勝会見で語った真意

2023.09.12


U18日本代表馬淵監督

今回、初の世界一となった高校日本代表。スモールベースボールを掲げ臨んだ今大会は決勝戦の逆転スクイズなど、要所での小技が光ったが、上位4カ国の打率、長打数がトップだった。

そのことについて、馬淵監督は11日の優勝会見で「スモールベースボールはバント、走塁、エンドランばかりではなくて、打つべき時は打つことですね。皆さんがどう思っているかわかりませんが、スモールベースボールはバントやスクイズばかりだと思っていたら大間違いで、打たせるところでは打たせる。ただ、打てない時もあります。昨日(10日)の決勝戦のような150キロを超える台湾の投手に対し、1ヶ月しか練習していない選手たちが打てるか、打てないかといえば、打てないんです。勝とうと思ったら、バント、スクイズしかない。他のチームは年中、木製バットで、練習をしていて、そういうことなので、スモールベースボール的なやろうとスローガンで決めました」

打つことは大前提。僅差の試合だったり、好投手との対戦であれば、戦術の1つとして、スクイズやエンドランを仕掛けるというものだ。

多くの選手が活躍を見せる中で、決勝戦で就任当初から旗印に掲げていた「スモールベースボール」で台湾の156キロ右腕を攻略したのは、改めて唸らされるものだった。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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