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高校時代は西純矢と同期。亜細亜大エース右腕は東浜巨を彷彿させる逸材

2023.09.28


10月26日のドラフト会議まで、1ヶ月を切った。今回は注目の大学生投手を紹介したい。

亜細亜大のエース・草加 勝投手(4年=創志学園)は、高校時代から140キロを超える速球を投げる本格派右腕として注目されていた。同期には、阪神のエース候補である西 純矢投手がいた。

あれから4年。大学日本代表にも選ばれ、ドラフト候補へと成長した。

最速151キロを誇り、カーブ、スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球を操る。緩急を使った投球が主体で、ここ一番では伸びのある直球で押す。

3年秋に最優秀防御率のタイトルを獲得したが、140キロ後半の伸びのある速球の球質は1学年先輩の西武・青山 美夏人投手(横浜隼人出身)を上回るものがあった。

4年生になってからは先発として活躍。ここまで通算10勝を挙げている。カーブを効果的に使い、直球をより速く見せる粘り強い投球が光った。

大学日本代表に選ばれたあとの直前合宿・東芝戦で、直球が150キロを超え、力でねじ伏せる投球を見せたが、最も実力を発揮した試合だった。

今まで指名された亜細亜大の投手と比較しても見劣りしない。投球フォームは、ソフトバンクで活躍する東浜 巨投手(沖縄尚学出身)のようなタイプ。横回転気味のフォームで、伸びのある直球で圧倒する投球は、大学時代の東浜を思い出す。

NPBで先発として活躍するには、自分を助ける絶対的な変化球習得が必要か。指名は有望だが、1年目から1軍でバリバリ活躍できるほど力量は、まだないといえる。ただ素材の高さは間違いなく、育成環境次第では、先発、中継ぎのどちらでも活躍できる投手になる可能性はある。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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