【神奈川】決勝 桐光学園 VS 横浜
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両チーム合わせて40安打!壮絶な打撃戦で桐光学園が神奈川を制す!
〈神奈川県高校野球秋季県大会:桐光学園15ー14横浜〉♢1日♢決勝♢サーティーフォー保土ヶ谷
秋季神奈川県大会の決勝のカードは桐光学園と横浜。互いに投打のバランスが良くローゲームを予想していたが、その考えは大きく外れた。終わってみれば、両チーム合わせて40安打と強力すぎる打撃力の応酬となった。
1、2回と横浜は1点ずつ取り2対0と幸先好スタートを切った。3回、桐光学園が5点を取り逆転に成功したが、その裏に、横浜は3点を取り同点とした。4回に桐光学園が1点を取り勝ち越したが、その裏、横浜は4点を奪って9対6と3点をリードした。
6回にも横浜は3点を取り12対6とする。7回に桐光学園が2点、8回にも1点を加えたが、その裏、横浜も1点を返し13対9となり9回へ、そのまま横浜が勝利へと流れていくムードだったが、桐光学園は驚異の粘りを見せる。
土壇場の9回に4点を奪い同点。試合は9回で決着がつかず13対13で延長タイブレークへと持ち込まれた。
10回表、桐光学園は犠飛と1番・森 駿太内野手(2年)の適時打で2点を取り、その裏横浜も犠飛で1点を返すも後続が続かなかった。19安打の桐光学園が、21安打を放った横浜を振り切り、秋の神奈川を制した。
桐光学園は4投手、横浜は5投手をつぎ込んだ。桐光学園は前日(9月30日)1失点完投勝利を収めているエースの法橋 瑛良投手(2年)を3番手で5回途中からマウンドに送ったが8回までに4失点という結果に終わってしまった。法橋は「疲れは残っていましたが、ここで踏ん張れないとエースではないので気迫で投げました。しかし、横浜打線が凄まじく改めて自分の欠点などが見つかって良かったと思っています」と関東大会まで自分の欠点を克服することを誓っていた。
終盤のここぞの場面での勝負強さが光った桐光学園たが、野呂監督は「まだまだ試合の入りが弱いので、今大会で成長した部分とこれから改善、スキルアップさせていかないといけない部分が見えたので、チームとして個人として関東大会までに調整していきます」と関東大会に向けて課題を話した。
桐光学園は今夏日本一の慶應義塾を倒し、さらに決勝では熱戦の末に横浜を破るなど、秋季神奈川県大会を盛り上げた。森 駿太主将は「今大会、タイブレークで勝ち切ることができたことはチームにとって自信に繋がっていると思います」と語り「これから関東大会に向けて、役割関係なくチーム全体の底上げをしていきます」と意気込む。
秋季神奈川県大会では強豪校を破り、その実力を見せつけた。関東大会も優勝して神宮の頂点まで駆け上がるつもりだ。