3球団競合1位も実働は1年のみ 高橋純平(ソフトバンク)が現役引退! 故障に苦しんだ日々
ソフトバンクの剛腕・高橋 純平投手(県立岐阜商)の現役引退が発表された。高校時代は最速152キロの剛腕として注目され、2015年のセンバツでは注目度NO.1に挙がる存在だった。当時の投球練習では、縦振りのフォームから繰り出す剛速球に素晴らしいものあり、センバツでの快投を予感させるものだった。実際にセンバツでは2完投1完封と前評判通りにふさわしい活躍を見せた。
さらなる進化へ向けて調整していたが、好事魔多し。夏の大会2日前、ベースカバーの際に太もも裏を肉離れしてしまい、最後の夏は完璧な投球とはいかなかった。
それでも140キロ後半の速球を投げ込み、同年のドラフトでは3球団が1位指名。競合の末、ソフトバンクへ入団した。
エースとして成長を期待されたが、怪我が多かった。ほぼ1年実働したのは2019年の45試合登板のみ。通算成績は56試合登板、防御率2.63、4勝3敗、19ホールド。
本人からすれば悔しい成績だと思うが、それでも2019年シーズンはドラフト1位の片鱗を見せてくれた。ファンの記憶に残る選手と言えよう。なお引退した高橋は球団職員に転身する予定だ。