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西武 ドラフト大成功も、指名12人のうち甲子園経験者は1名のみに

2023.11.12


10月26日にドラフト会議が行われ、支配下72人、育成50人の合計122人が指名された。その経歴は様々だが、その全員が高校野球を経験している。高校野球の集大成ともいえる甲子園に出場経験のある選手は、どれだけいるのだろうか。

今シーズン5位に終わった西武は、ドラフト会議で支配下7人、育成6人の合計13人を指名した。合計13人の指名はソフトバンクの15人(支配下7人、育成8人)に次ぐ12球団2位だった。

ドラフト1位で指名した武内 夏暉投手(八幡南出身)は、甲子園へ出場していない。3年夏は福岡大会3回戦で敗退した。

ドラフト2位以下の指名選手を見ても、甲子園に出場した選手はほとんどいない。なんと育成を含めて13人の指名選手のうち、甲子園への出場経験があるのは、杉山 遙希投手(横浜高)ひとりだけ。

杉山は1年時からベンチ入りを果たし1年夏、2年夏と2度甲子園に出場している。1年夏は、初戦の広島新庄(広島)戦に2番手として9回からマウンドへ登った。1回1失点だったが、その裏に味方が逆転し、サヨナラ勝ちを収めた。2回戦の智辯学園(奈良)戦では先発するも4回3失点と打ち込まれチームも敗れた。この試合では前川 右京外野手(現・阪神)に2安打を浴びている。

2年夏は初戦の三重高(三重)戦で、9回2失点完投勝利を収めるも、2回戦の聖光学院(福島)戦では、先発7.2回を投げ3失点で負け投手となった。3年夏は神奈川大会決勝で慶應義塾に敗れたため、3年連続での甲子園出場とはならなかった。

この杉山をのぞいて、西武のドラフト指名選手は甲子園出場経験がない。もちろんNPBの世界に入ってしまえば、高校時代の実績は無関係。新しい舞台で球団の期待に応える活躍を見せてほしい。

<西武の指名選手>
※◎は甲子園で自身が出場経験あり
1位:武内 夏暉八幡南ー国学院大)
2位:上田 大河大阪商業大高ー大阪商業大)
3位:杉山 遙希横浜高)◎
4位:成田 晴風弘前工
5位:宮澤 太成長野高ー北海道大在学中ー四国IL徳島)
6位:村田 怜音相可ー皇学館大)
7位:糸川 亮太川之江ー立正大ーENEOS)

育成1位:シンクレアジョセフ 孝ノ助(ジョンオリバー高ーコチス短大ーメアリー大ー四国IL徳島)
育成2位:谷口 朝陽広陵ー四国IL徳島)
育成3位:川下 将勲函館大有斗
育成4位:金子 功児光明相模原ーBC埼玉)
育成5位:木瀬 翔太北嵯峨
育成6位:奥村 光一東海大静岡翔洋ー東海大ーBC群馬)

この記事の執筆者: 勝田 聡

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