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ソフトバンクはドラフトで甲子園経験者5人を指名! ドラ1前田は優勝投手!

2023.11.15


10月26日にドラフト会議が行われ、支配下72人、育成50人の合計122人が指名された。その経歴は様々だが、その全員が高校野球を経験している。高校野球の集大成ともいえる甲子園に出場経験のある選手は、どれだけいるのだろうか。
小久保裕紀新監督体制となるソフトバンクは、ドラフト会議で支配下7人、育成8人の合計15人を指名した。これは12球団最多の指名数でもある。
ドラフト1位の前田 悠伍投手(大阪桐蔭出身)は2年春夏、3年春と3度にわたって甲子園に出場した。自身初の舞台となった2年春は、2試合(13回)に投げ防御率0.00と優勝に大きく貢献した。2年夏、3年春も結果を残し3大会合計で8試合に登板。44回を投げ防御率1.23の好成績を残している。
3年夏は大阪大会の決勝で履正社に敗れ、4季連続の甲子園出場とはならなかった。しかし、甲子園大会終了後に行われたU-18ワールドカップでは、日本代表のエースとして3試合に登板。16.2回を投げ防御率0.54と好結果を残し、金メダルに貢献している。
支配下で指名した選手ではドラフト3位の広瀬 隆太内野手(慶應義塾出身)と、同4位の村田 賢一投手(春日部共栄出身)が甲子園に出場している。広瀬は2年春夏と2大会連続で出場。ホームランを放つことはできなかったものの、夏の大会で1安打を記録した。村田は3年春の甲子園に出場。初戦で8回8失点(自責7)と打ち込まれ敗退した。
ドラフト2位の岩井 俊介投手(京都翔英出身)、同5位の沢柳 亮太郎投手(明治学院東村山高出身)、同6位の大山 凌投手(白鷗大足利出身)、同7位の藤田 悠太郎捕手(福岡大大濠出身)は甲子園出場がなかった。
育成ドラフトで指名された選手では、3位の佐倉 侠史朗内野手(九州国際大付出身)と、同4位の中沢 恒貴内野手(八戸学院光星出身)が、それぞれ甲子園に出場している。佐倉は2年春夏、3年夏と3度にわたって甲子園に出場。打率.261(23打数6安打)の成績でホームランはなかった。中沢は、2年夏、3年夏と2度甲子園に出場した。2年時に2試合で打率.444(9打数4安打)と活躍するなど、2大会で5試合に出場し打率.286(21打数6安打)の成績を残している。

<ソフトバンクの指名選手>
※◎は甲子園で自身が出場経験あり
1位:前田 悠伍大阪桐蔭)◎
2位:岩井 俊介京都翔英ー名城大)
3位:広瀬 隆太(慶應義塾ー慶應義塾大)◎
4位:村田 賢一春日部共栄ー明治大)◎
5位:沢柳 亮太郎(明治学院東村山ー明治学院大ーロキテクノ富山)
6位:大山 凌白鷗大足利ー東日本国際大)
7位:藤田 悠太郎福岡大大濠
育成1位:大泉 周也(山形中央ー日本製鉄鹿島ーBC福島)
育成2位:宮里 優吾岩倉ー東京農業大)
育成3位:佐倉 侠史朗九州国際大付)◎
育成4位:中沢 恒貴(八戸学院光星)◎
育成5位:星野 恒太朗福岡大大濠ー駒澤大)
育成6位:藤原 大翔飯塚
育成7位:藤田 淳平川島ー東亜大ー四国IL徳島)
育成8位:長水 啓真(京都国際

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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