関東一・2年生ショート市川 歩の守備に「名手」の予感、兄は元エース＜高校野球ドットコム注目選手ファイル・コム注＞
市川 歩（関東一）
堅守を誇る関東一の守備の要といっていいのがショートの市川 歩内野手（2年）だ。兄は関東一のエースとして活躍した市川 祐投手（日本大）だ。市川の守備で目につくのが足を使った動きができていること。小刻みにステップし、人工芝の速い打球に対しても、しっかりとついていくことができている。神宮大会では熊本国府（九州）戦では球足が速い打球に追いつき、アウトを演出。守備で失点を防ぐことができる選手だ。
一次予選では控えからのスタートだったが、関東一・米澤監督は「守備面については全面的に信頼をしています。捕球だけではなく、送球面も安定しているので送り出しています」と市川の守備を高く評価し、都大会からスタメン抜擢となった。
課題は打撃。ミート力は悪くないが、まだひ弱さを感じる。米澤監督も「現段階では守備のみの選手。それをしっかりとやってくれればと思っています」と成長を期待して送り出している。
いずれは東東京を代表するショートになる可能性を持った逸材。いずれは打撃でも光るものを見せることを期待したい。
名鑑情報
市川 歩（いちかわ あゆむ）
四谷中
兄は市川 祐投手（日本大）
171センチ62キロ
都大会成績 15打数6安打
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