ソフトバンク・近藤健介が昇給3億超! 柳田悠岐との”11億円KY砲”で王座奪還へ!
ソフトバンクの近藤 健介外野手(横浜高出身)が契約更改の交渉に臨み、5億5000万円プラス出来高(金額は推定)でサインした。なんと、3億500万円のプラスだという。FAで日本ハムから今季ソフトバンクに移籍し7年契約を結んでいたが、FA移籍1年目で思うような成績が残せない選手もいるなか、最高のパフォーマンスを見せた。3億円超のプラスも、うなづける。
本塁打王、打点王、最高出塁率の「3冠」を含め、キャリアハイを移籍1年目で次々とマークしたことが驚きに値する。26本塁打、87打点だけでなく、全試合出場の143試合、75得点はプロ12年で最高の数字だった。
さらに近藤の「得意技」でもある選球眼も冴えわたり、これまたキャリアハイの109四球を選んだ。申告敬遠7はリーグトップだ。
何より、143試合全試合に出場しながら、出塁率.431、長打率.528で、OPSは.959をマークし、これもすべてリーグトップの数字となった。塁に出て、本塁打も打てて、打点も稼げる。チームの勝利に直結する活躍だった。
思い返せば、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも、ドジャース・大谷翔平(花巻東出身)の前を打ち、打率3割超え、5割の出塁率をマークするなどの活躍で、日本の世界一に貢献。その疲れも見せずにシーズンを突っ走った。
チームメートの柳田 悠岐外野手(広島商出身)とは、安打、打点でリーグトップ争いを演じたが、チームは3位に終わった。すでに5億7000万円で契約更改を終えた柳田と、5億5000万円の近藤。24年シーズンは11億2000万円のコンビで、リーグ奪回を図る。