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【山本由伸同期の高卒選手年俸一覧】2位の甲子園優勝投手と山本の差は48倍!

2023.12.23


今井達也(西武) ※写真は過去の取材より

山本 由伸投手(都城高出身)のドジャース入団が決まった。12年契約、総額日本円で約461億5000万円のビッグ契約。投手としての契約総額はメジャー最高で、投手としての12年契約もメジャー最長という。

甲子園には出場していない、ドラフトでは4位入団だった山本は、2017年からの7年間の実績で、とんでもない金額を稼ぐ選手となった。

山本が突き抜けすぎるほど、実績も年俸も破格だが、山本と同じく2016年ドラフトで入団した高卒投手の「同期生」は、日本でも頑張っている。来年の契約を更改した選手のリストを作ってみた。

西武・今井 達也(1位・作新学院)8000(△3500)
オリックス・山﨑 颯一郎(6位・敦賀気比)7000(△4700)
中日・藤嶋 健人(5位・東邦)7000(△2400)
ロッテ・種市 篤暉(6位・八戸工大一)5200(△3400)
阪神・才木 浩人(3位・須磨翔風)5000(△3100)
日本ハム・堀 瑞輝(1位・広島新庄)4200(▼1300)
阪神・浜地 真澄(4位・福岡大大濠)3000(▼200)
巨人・大江 竜聖(6位・二松学舎大附)2800(△490)
ヤクルト・梅野 雄吾(3位・九産大九産) 2800(▼700)
DeNA・京山 将弥(4位・近江)2050(▼740)
楽天・藤平 尚真(1位・横浜高)1450(△450)
広島・アドゥワ誠(5位・松山聖陵)1200(△200)
広島・高橋 昂也(2位・花咲徳栄)800(▼200)
(金額の単位は万円)

上位は甲子園でも活躍した投手が占めた。トップは西武・今井。かつての夏甲子園優勝投手は、今では長い髪をなびかせ、今季初めて2ケタ勝利をマークした。山本の「同期」のオリックス・山﨑は、年俸が3倍となり、メジャーへの夢も口にしていた。中日・藤嶋も2年連続で50試合登板を果たすなど、中継ぎの柱として活躍中だ。

ロッテ・種市と阪神・才木は、「復活」を遂げた。19年に26試合に登板し8勝を挙げた種市は、右肘手術を乗り越え、今季初めて2ケタ勝利を挙げた。奪三振157は山本の169に次いで2位だった。才木も右肘手術で一時は育成契約の時期を乗り越えた。今季はキャリアハイの8勝を挙げ、交流戦で防御率0.00をマーク。リーグ優勝を決めた巨人では先発の大役も果たしている。2人はともに、山本同様に甲子園の経験はないが、来季大幅に年俸をアップさせた。

来季、「山本世代」の投手たちが、大きな刺激を受けて日本でも大活躍してくれるだろう。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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