【今年のドラ1ルーキー成績一覧】阪神・森下は2ケタ本塁打でアレに貢献、DeNA松尾汐恩は覚醒前夜
森下 翔太(阪神)・松尾 汐恩(横浜DeNA)
阪神の日本一で幕を下ろした2023年シーズン。秋のドラフトでは國學院大・武内 夏暉投手に3球団指名が入るなど、話題が多かったが、1年前にドラ1で入団したルーキーたちは1年目をどう過ごしたのか。
まず挙げなければいけないのは、阪神・森下 翔太外野手(東海大相模出身)だろう。大卒ということで即戦力として期待される中で、2桁本塁打に到達。中軸に座って日本一に貢献しており、新人としては十分な活躍だ。2年目も勢いそのままの打棒を発揮なるか。それともプロの壁が待っているのか、2年目も目が離せない。
同じ大卒組であれば、楽天・荘司 康誠投手(日本文理出身)は19試合先発して5勝3敗。貯金は2つだけだが、19試合に先発して経験値は積んだ。西武・蛭間 拓哉外野手(浦和学院出身)も56試合出場と、1軍の舞台を経験した。2年目に生きてくるだろう。
同じく即戦力として期待される社会人から、NPB入りしたヤクルト・吉村 貢司郎投手(日大豊山出身)だが、4勝2敗という結果に終わった。2年目の逆襲に注目したい。
将来性が期待される高卒組では、巨人・浅野 翔吾外野手(高松商出身)が早速1軍デビューを果たしたのは大きな話題だった。しかもホームランも記録しており、2年目以降へ期待が膨らんだ。
横浜DeNA・松尾 汐恩捕手(大阪桐蔭出身)も将来に期待がかかる選手だ。ファームを主戦場にしながらも、9月にサイクル安打を達成。シーズン終了後にはリーグ特別賞を受賞するなど、3冠を獲得した。2年目で強打の捕手として活躍なるか。
同じドラ1で入団したものの、早々に1軍の戦力になった選手と、育成で終わった選手とそれぞれだ。2年目は各選手がドラ1にふさわしい活躍を見せ、球界を沸かせてくれることを願いたい。
【2022年ドラフト1位の1年目】
<セ・リーグ>
阪神:森下 翔太
94試合出場 打率.237(333打数79安打)
本塁打10 打点41 盗塁1 OPS.691
広島:斉藤 優汰
1軍未出場
横浜DeNA:松尾 汐恩
1軍未出場
巨人:浅野 翔吾
24試合出場 打率.250(40打数10安打)
本塁打1 打点2 盗塁0 OPS.618
ヤクルト:吉村 貢司郎
12試合 4勝2敗
防御率4.33 奪三振46 与四死球16 自責点29
中日:仲地 礼亜
9試合 2勝5敗
防御率4.98 奪三振37 与四死球25 自責点24
<パ・リーグ>
オリックス:曽谷 龍平
10試合 1勝2敗
防御率3.86 奪三振27 与四死球16 自責点14
ロッテ:菊地 吏玖
1試合 0勝1敗
防御率2.25 奪三振0 与四死球3 自責点1
ソフトバンク:イヒネ イツア
1軍未出場
楽天:荘司 康誠
19試合 5勝3敗
防御率3.36 奪三振93 与四死球53 自責点41
西武:蛭間 拓哉
56試合出場 打率.232(198打数46安打)
本塁打2 打点20 盗塁0 OPS.573
日本ハム:矢沢 宏太
2試合 0勝0敗
防御率0.00 奪三振3 与四死球0 自責点0
37試合出場 打率.177(96打数17安打)
本塁打1 打点4 盗塁2 OPS.495