育成→支配下登録は現在ゼロ!日本ハム18人の育成選手はどうなる!?
高校時代の柳川 大晟(九州国際大附)
2月キャンプインが間近に迫ってきた。育成選手たちは支配下登録を勝ち取るためにより一層、自主トレに汗を流していることだろう。
昨年の育成ドラフト会議では史上最多の57人が指名を受けた。全選手にチャンスはあるものの支配下登録枠(70人)があるため、全員が支配下登録されることは現実的にありえない。そもそも現在、在籍している支配下登録選手のなかで、生え抜きの育成ドラフト出身者はどれくらい在籍しているのだろうか。
このオフに積極的な補強を繰り広げている日本ハムには、育成ドラフトで指名し、後に支配下登録され、今季も支配下登録となっている選手はひとりもいない。
日本ハムの育成ドラフトを振り返ってみると、2005年から2017年までの13年間はひとりも指名しなかった。2018年に海老原 一佳(創価高→創価大→富山GRNサンダーバーズ)を1位で指名したのが初の育成指名だった。その後は、毎年、育成ドラフトに参加し2019年以降は複数名の指名、獲得を行っている。
なかでも2019年に育成ドラフトで指名した1位・宮田 輝星(出水中央→福岡大)、2位・樋口 隆之介(横浜高→立正大→BC新潟)、3位・長谷川 凌汰(福井商→龍谷大→BC新潟)は、いずれも支配下登録を勝ち取っている。しかし、この3人はすでに退団。2020年以降の育成ドラフトで指名した選手からは、ひとりも支配下登録されていない。
昨年のドラフト会議でも日本ハムは育成ドラフトで3人の高校生を指名している。この3人や支配下登録から育成となった選手を加え、現時点で育成契約は合計18人。果たして、この中から支配下登録を勝ち取る選手は生まれるだろうか。
<日本ハムの育成ドラフト出身の生え抜き支配下選手>
※2024年シーズン所属
不在
<今年の日本ハムの育成選手>
【投手】
加藤 大和
松本 遼大
齊藤 伸治
福島 蓮
柳川 大晟
中山 晶量
山本 晃大
鍵谷 陽平
柿木 蓮
宮内 春輝
松岡 洸希
孫易磊