大谷効果だけではない!? 韓国開催のパドレスvsドジャースのチケットが争奪戦になっているのか?
高尺ドーム(筆者撮影)
3月20日と21日、ソウルのコチョク(高尺)スカイドームで開催される、韓国初のメジャーリーグ公式戦、パドレス対ドジャーズの試合のチケットが入手困難の状況になり、売り切れとなったことが報道された。
パドレスにはキム・ハソン(金河成)内野手がおり、3月の試合もキム・ハソンの凱旋試合という意味合いが濃かった。キム・ハソンは、21年に韓国プロ野球のキウムからパドレスに移籍。二塁手を中心に内野の各ポジションをこなし、昨年はユーティリティープレーヤー部門でナショナルリーグのゴールデングラブ賞を受賞している。
対するドジャースも、韓国人最初のメジャーリーガーであるパク・チャンホ(朴賛浩)が所属していたチームであり、韓国人に最も馴染みのあるチームだ。現在FAで所属チームが決まっていない状況だが、韓国の怪物左腕であるリュウ・ヒョンジン投手(柳賢振)も、アメリカでのキャリアはドジャースから始まっている。そこに大谷 翔平が加入したのだから、韓国でも大騒ぎになっている。
大谷が高尺スカイドームで行われる開幕戦に出場した場合、韓国でプレーするのは、花巻東時代の2012年、ソウルで開催されたU-18世界選手権の日本代表として出場して以来である。この時大谷は、岩手大会の決勝以来実戦から遠ざかっていたため本調子でなく、日本代表で目立っていたのは、当時大阪桐蔭だった藤浪 晋太郎投手(オリオールズ)の方だった。
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