News

英才教育決定の椎葉(阪神2位)、ハマのマッチョマン井上(DeNA6位)、徳島ISルーキーが春季キャンプで躍動中!ドラフト6人同時指名からの続く”青い旋風”

2024.02.10


井上 絢登・椎葉 剛

昨年秋、6人のドラフト指名選手を輩出した四国ILplus・徳島インディゴソックス出身のルーキーたちが、今キャンプでも大ブレークの予感だ。

ドラフト2位で阪神に入団した椎葉 剛投手(島原中央出身)が、春季キャンプの11日からの紅白戦で登板予定。本格的な実戦でプロの打者と対戦することになった。最速159キロ右腕が、昨年日本一に輝いた打線と対戦する。

すでにランチ特打での打撃投手に志願して登板。40球で安打性わずか3本という最高の滑り出しを見せている。元々、予定ではなかったようだが、本人が実戦を前に打者に対して投げたかったこともあるようだ。ルーキーながらも、自己管理にも長けているところも首脳陣に伝わった。

岡田監督も、すでに中継ぎでの起用を明言している。紅白戦でも「どんどん投げさせる」と実戦を積ませるつもりだ。さらにオープン戦でも、あまりイニングの後ろで投げさせると、相手打線が途中出場の2軍選手ばかりとなる可能性があることも考慮。イニングでも早めの登板で、相手主力と対戦させる「英才教育」も口にしている。

すでに「開幕1軍」レースでリードしている状態とはいえ、椎葉にとっては実戦は「テスト」のようなもの。1つ1つクリアして階段を上っていきたいところだ。社会人のミキハウス時代に「戦力外通告」を受け、屈辱から這い上がってきた男だけに、チャンスは逃したくはないはずだ。

さらに、徳島インディゴソックスからDeNA6位で入団した井上 絢登内野手(久留米商出身)も、10日の紅白戦に「3番三塁手」で出場予定。こちらも、すでに「ハマのマッチョマン」として、スイングの強さとパワーは首脳陣に焼き付いている。これから実戦で結果を残す作業となる。

昨年、徳島インディゴソックスからオリックスに育成入団した茶野 篤政外野手(岐阜・中京出身)が、支配下を勝ち取り開幕スタメン出場する「シンデレラストーリー」を手にした。独立リーグからNPBへ11年連続でドラフト指名選手を送り出している徳島インディゴソックスから、2年連続での開幕1軍ルーキー輩出となるか。

キャンプでの紅白戦は、24年シーズン開幕1軍争いの第1ラウンドのゴングと同じだ。その舞台に立つ椎葉と井上にとっては、現在徳島インディゴソックスでプレーしている選手らへ、勇気を与えるマウンドと打席にもなる。

<関連記事はこちら>
◆評価急上昇! 阪神2位の豪腕・椎葉剛を待ち受ける「NPBの洗礼」とは? 徳島IS出身の阪神OBが明かした「重圧との向き合い方」
◆三浦監督も驚く井上絢登(DeNA6位)の“強烈スイング”! 秘訣は四国IL・徳島でのスイング改造㊙メニューにあった!
◆【緊急企画】“ドラフトの鬼”徳島インディゴソックス「超育成球団の謎」に迫る!

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.27

慶應ボーイの学生監督が率いる慶應志木 来る夏は「現役の時よりも緊張するかもしれません」

2024.06.26

【南北海道】函館支部では函館大有斗が9回サヨナラ、函館大谷はコールド勝ち【2024夏の甲子園】

2024.06.26

【南北海道】室蘭支部では、第3シードの苫小牧東と鵡川が初戦に挑む【2024夏の甲子園】

2024.06.26

低反発バットなど関係ない!“飛距離モンスター”マーティン・キャメロン(東海大札幌) に大爆発の予感!

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!