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ヤクルトは伸び盛りの内山壮真をどこで使うのか? 捕手、外野に加えサードも練習中!

2024.02.18


内山壮真(星稜)

ヤクルトの内山 壮真捕手(星稜出身)が、今春のキャンプで果敢にアピールしている。星稜(石川)から入団して4年目のシーズンを迎え、キャンプでは捕手と外野手だけでなく、三塁でノックも受けた。正三塁手には2年前の三冠王である村上 宗隆内野手(九州学院出身)がいるだけに、スタメン三塁で出場する機会は、ほぼないと言っていい。しかし、万が一の場合に、三塁でも出場できるのであれば、これほど心強いことはない。

2月15日に行われたロッテとの練習試合(浦添)では、4番で出場すると、左翼へのホームランを含む3安打3打点の活躍を見せ、すべてのヒットに打点がついた。開幕1軍は決定的で、高津臣吾監督は、内山をどこのポジションで起用するか頭を悩ませることになりそうだ。

昨シーズン、チームでスタメン出場した捕手は、中村 悠平捕手(福井商出身)が94試合でトップ。2位が内山の24試合、そして古賀 優大捕手(明徳義塾出身)の23試合、最後に松本 直樹捕手(丸亀高出身)の2試合と続いている。一方、昨シーズン、内山は左翼で15試合にスタメン出場した。これは、青木 宣親外野手(日向高出身)の55試合、濱田 太貴外野手(明豊出身)の36試合に次ぐスタメン出場だった。さらに中堅でも10試合、右翼でも5試合にスタメン出場している。

外野3ポジション全てで、5試合以上スタメン起用されたのは内山だけ。さらに4つの守備位置で、スタメン出場したのも、内山だけだった。本職の捕手でなくとも、起用したくなる打撃面での魅力が大きいということだろう。

今シーズンも中村が正捕手と起用されることは既定路線だ。外野も、盗塁王4度の西川 遥輝外野手(智辯和歌山出身)が今季から加わった。さらに、リーグ2連覇に大きく貢献しながら、昨シーズンは故障に苦しんだ塩見 泰隆外野手(武相出身)も、復帰に向けここまでは問題なさそうだ。

来日4年目のサンタナも、すでに合流しておりライブBPで打席に入るなど順調に来ている。濱田も内山が本塁打を放ったロッテとの練習試合で、豪快な本塁打を放った。レギュラー争いが、昨年以上にシビアな争いになることは間違いない。

高津監督は今季、内山をどのポジションで起用するのだろうか。4年目の「若燕」から目が離せない。

<内山の2023年成績>
94試合、打率.229(240打数55安打)、6本塁打、27打点

<関連記事>
内山壮真(ヤクルト)、高校時代から「野球センスの高さ」「クレバーさ!」は別格だった!【主筆・河嶋宗一コラム『グラカン』vol.4】

この記事の執筆者: 勝田 聡

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