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【センバツ出場32校紹介】21世紀枠で76年ぶり出場の田辺、智辯和歌山撃破の実力を聖地で発揮する

2024.02.25


田辺ナイン

2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。

【田辺(和歌山)=76年ぶり3度目】

18人の選手で快進撃を見せた田辺が、21世紀枠に選出され、田辺中時代の1948年以来、76年ぶりのセンバツ出場を決めた。昨年秋の和歌山大会準々決勝で市立和歌山、準決勝では智辯和歌山を撃破して準優勝。近畿大会初戦で京都国際(京都)に1点差惜敗と、実力の高さを見せていた。県内屈指の進学校で、地域への貢献も高く評価されての21世紀枠選出。センバツ本番では和歌山大会準優勝の力を見せつける。

田辺の昨年秋の近畿大会1回戦のスタメンは以下の通り。
(一)岡本 和樹(2年)
(右)柳田 尚生(1年)
(三)山本 結翔(2年)
(遊)山本 陣世(2年)
(投)寺西 邦右(2年)
(捕)前田 海翔(1年)
(中)山根 勇人(2年)
(左)太田 爽心(1年)
(二)尾﨑 大晟(1年)

エース右腕の寺西 邦右投手(2年)は、ややインステップ気味からの力強い直球とカーブが持ち味。手首のスナップを効かせて真上から振り下ろす。カーブも緩急、落差があり、打者のタイミングを狂わせている。チームの快進撃を守りで支えてきた。

打線では1番の岡本 和樹内野手(2年)と、3番主将の山本 結翔内野手(2年)が軸。4番の山本 陣世内野手(2年)も勝負強さが持ち味だ。つなぐ野球をモットーに、しぶとい打撃で勝利をものにしてきた。

田中格監督は教育相談を担った経験があり、スクールカウンセラーと連携して、イップスを克服するサポートをするなど、チームの強化を図ってきた。

過去、甲子園ではセンバツで2度出場し、いずれも初戦突破を決めている。76年ぶりとなる3度目は、過去を上回る2勝を目指す。

<田辺の甲子園実績>
センバツ出場3度目=2勝2敗(8強)
夏選手権出場1度=0勝1敗(初戦敗退)
(※カッコ内は過去最高成績、20年センバツは大会中止)

<田辺の昨年秋の成績>
★和歌山大会
1回戦 4-1 和歌山北
2回戦 3-0 那賀
3回戦 5-2 高野山
準々決勝 9-2 市立和歌山
準決勝 5-2 智辯和歌山
決勝 3-5 耐久
★近畿大会
1回戦 2-3 京都国際(京都)

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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