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奥川故障離脱の一方で、ついに覚醒? 堀田賢慎 キャンプで明暗分かれる2019年ドライチ組

2024.02.26


左上から奥川恭伸、佐々木朗希、堀田賢慎、宮城大弥、小深田大翔

ロッテ・佐々木 朗希投手(大船渡高出身)が、実戦初登板で154キロをマークした。25日に行われた韓国との練習試合(沖縄・糸満市)で先発すると、1イニングを打者4人1安打無失点。二塁打は打たれたが、スプリットで三振を奪うなど、初登板としては合格点の内容だった。

メジャー挑戦も視野に入れる今季、特別な思いでスタートさせていることだろう。「令和の怪物」は、今季も大いに期待できそうだ。

その結果とは裏腹に、残念なニュースも飛び込んだ。佐々木と同期のヤクルト・奥川 恭伸投手(星稜出身)がキャンプを離脱し、帰京することになった。24日のキャッチボールの時に、違和感を覚えたようで、別メニュー調整となっていたが、精密検査を受けることになったという。箇所などは明らかにされてないが、開幕まで約1カ月となった時点での離脱は、開幕絶望を意味する。

右肘痛などからの復帰を目指す今季は、初日からブルペン入りし、18日の練習試合(中日戦)では2回無失点の結果を出していただけに、離脱の知らせは残念だ。2019年ドラフト1位同士の右腕2人が明暗を分けた形となった。

2019年ドラフト1位といえば、巨人の堀田 賢慎投手(青森山田出身)が24日の広島とのオープン戦で剛速球を武器に1回を無失点に抑えて開幕1軍入りをアピール。「ついに覚醒か」とファンの期待も大きい。

オリックスの宮城 大弥投手(興南出身)は、開幕投手に向けて順調にキャンプを送っている。楽天・小深田 大翔内野手(神戸国際大附出身)は、オープン戦2試合連続マルチ安打をマーク。対外試合3試合連続でマルチ安打を放つなど、絶好調を維持している。2人はともにチームの柱に成長し、さらなる飛躍を図ろうとしている。

奥川は唇をかみしめているに違いない。2年目こそ9勝を挙げる活躍も、22年は度重なる故障で1試合登板に終わり、昨シーズンは1軍の登板すらできなかった。若きエースが復活を期した今年も、再びアクシデントに見舞われた。

故障の程度が軽症で、早期に復帰してくることを願うばかりだ。

 

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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