堀田賢慎「3試合連続パーフェクト」で朗希&宮城に続く2019高卒ドラ1の星に!
巨人の期待の右腕が覚醒寸前だ。プロ5年目となる、2019年巨人ドラフト1位の堀田 賢慎投手(青森山田出身)が、10日の阪神とのオープン戦で9回から7番手で登板。1点リードと、厳しい場面の中1日でのマウンドにも、きっちり3人で仕留め、セーブを挙げて見せた。
オープン戦でやや調子を落としているとはいえ、昨年リーグ優勝のトラ打線に仕事をさせなかった。先頭打者の4番・大山 悠輔内野手(つくば秀英出身)を空振り三振に仕留めると、5番・佐藤 輝明内野手(仁川学院出身)、代打のミエセスを連続して遊ゴロに打ち取った。
これで対外試合は5試合連続で無失点。オープン戦では、広島、オリックス、阪神を相手に3試合を投げ、3イニングでまだ安打も四球も許してないパーフェクト投球を続けている。
故障で調整が遅れている守護神・大勢投手(西脇工出身)に代わる「守護神代役」として、クローズアップされていたが、安定感ある結果に「守護神」が現実味を帯びてきた。
堀田と同じ2019年ドラフト1位のロッテ・佐々木 朗希投手(大船渡高出身)も、10日のソフトバンクとのオープン戦に先発。3回を投げて無失点に抑えるなど、メジャー挑戦に向けた今季も期待できそうだ。
堀田と佐々木のオープン戦成績(10日現在)は以下の通り。
巨人・堀田 賢慎投手(青森山田出身)
3試合3回無安打2奪三振無失点、防御率0.00
ロッテ・佐々木 朗希投手(大船渡高出身)
1試合3回無安打5奪三振無失点、防御率0.00
堀田、佐々木以外の2019年高卒ドラフト1位選手のオープン戦成績(10日現在)はどうだろうか。
DeNA・森 敬斗内野手(桐蔭学園出身)
3試合7打数1安打0本塁打0打点、打率.143
中日・石川 昂弥内野手(東邦出身)
5試合12打数1安打0本塁打0打点、打率.083
宮城はオープン戦での登板はないが、実戦形式の登板でも順調。侍ジャパンの強化試合(対欧州代表)でも貫禄の2回完全投球を披露している。
対照的に、ヤクルト奥川はキャンプ中にコンディション不良で離脱し、9日にキャッチボールをようやく再開したばかり。阪神・西は2軍で調整を続け、中日・石川とDeNA・森も、まだ結果がついてきていない。
これまで実績を残してきた佐々木、宮城に隠れていた逸材右腕、巨人の堀田が、今年こそは「俺の番だ」と大ブレークを目指す。