【東北地区社会人・大学野球対抗戦】社会人4チームvs.大学6チームが激突! 初日は社会人投手陣が大学生を圧倒
阿部優太(TDK)、佐藤柳之介(富士大)
七十七銀行の左腕2人が圧巻投球
第2試合は投打のかみ合った七十七銀行が4対0で八戸学院大に快勝した。七十七銀行は初回、4番に座ったルーキー・三上 竜誠外野手(22=埼玉栄ー日本ウェルネススポーツ大)の犠飛で先制。その後も5回に同じくルーキーの千葉 蓮内野手(22=仙台育英ー白鷗大)の中前適時打、6回に赤平 竜太内野手(23=青森山田ー東日本国際大)の左翼席へ飛び込むソロ本塁打が飛び出すなど着実に加点した。
投げては先発左腕・原田 翔太投手(23=平塚学園ー富士大)が7回無失点と快投。被安打は3回に許した2本のみだった。8回からは、こちらも左腕の柴崎 倭投手(23=柴田ー東北福祉大)が、2回4奪三振無失点と圧巻の投球を披露し、試合を締めた。
八戸学院大は昨秋のリーグ優勝に貢献した左腕・西山 幹太投手(4年=開智日本橋学園)が5回3失点と試合をつくるも、打線が3回以外は得点圏に走者を進めることさえできないほど苦戦を強いられた。
実力派右腕が富士大強力打線を0封
第3試合は日本製紙石巻が4対0で富士大に勝利(5回雨天コールド)した。富士大はドラフト候補の麦谷 祐介外野手(4年=大崎中央)、佐々木 大輔内野手(4年=一関学院)らが並ぶ強力打線を形成するが、最速152キロ右腕・秋田 稜吾投手(24=東海大相模ー中部学院大)の前に、3安打無得点に抑え込まれた。またこちらもドラフト候補に挙がる先発左腕・佐藤 柳之介投手(4年=東陵)は3回途中3失点と試合をつくれず。雨の影響でぬかるんだマウンドに対応できず、4与四球と苦しんだ。
日本製紙石巻は打線が秋田の好投に応えた。3回、2死二、三塁の好機で3番に入ったルーキー・今野 瑞暉内野手(22=堀越ー青森大)が右前に2点適時打を放ち先制。その後も連打で加点し、4回は1番・小林 俊輔外野手(23=水戸商ー立正大)の中前適時打で突き放した。投打ともに大学トップレベルの実力を誇る富士大相手に、社会人の意地を見せつけた。
24日は石巻専修大対七十七銀行、東日本国際大対JR東日本東北、東北福祉大対日本製紙石巻の3試合が予定されている。東北の猛者たちによる熱戦が続く。
(取材=川浪康太郎)
<関連記事はこちら>
東北福祉大、仙台大の「2強」を打ち破るのは!? 仙台六大学’24年の展望
【一覧】おもな大学野球部 24年度新入生
大学生ドラフト期待度ランキング【2024年新年版】10位-1位 今年の顔・宗山塁、157キロ・中村、大学生NO.1左腕・金丸……1位は?
24年大学生ドラフト候補<投手編>目玉は2人!1位競合もありえる「剛球右腕」と「高完成度左腕」!
2024年ドラフト戦線 大学生野手トップ3発表! この1年、彼らの描く成長曲線から目を離すな!