【センバツ決勝】「健大高崎・佐藤vs.報徳学園左打者」が勝敗を分ける
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佐藤 龍月(健大高崎)、西村 大和(報徳学園)※写真は過去の取材より
第96回選抜高校野球大会は31日、決勝が行われる。今年は初優勝を狙う健大高崎(群馬)と、昨年準優勝の報徳学園(兵庫)との対戦となった。勝敗のカギを握るポイントとしては、「好左腕vs.左打者」が一番のカギを握るとみている。
健大高崎には、いまだ無失点を続ける佐藤 龍月投手(2年)が君臨する。一塁側へクロスステップする投球フォームと鋭く曲がる変化球を武器に、今センバツ21回連続無失点中。安定感のある左腕が力を発揮すれば、悲願の初優勝も見えてくる。
対する報徳学園の中軸は左打者。準決勝の中央学院(千葉)戦では6人の左打者がスタメンに名を連ねた。1番の橋本 友樹内野手(2年)をはじめ、3番から6番までは左打者が揃う。中でも4番の斎藤 佑征内野手(3年)はここまで全試合マルチ安打をマークして、16打数9安打、打率.563を誇る。
健大高崎にすれば、打ちにくいとされる左打者をしっかり抑えることができればチャンスが出てくる。プロ注目の箱山 遥人捕手(3年)のリード面もカギを握るだろう。
報徳学園の投手陣には死角はなく、ロースコアのゲームが予想される。互いの投手陣の踏ん張りに期待したい。
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