News

千葉に逸材集まる! 12球団スカウトが熱視線・200センチの大型右腕、センバツで活躍の好ショートらに注目!【春季千葉県大会注目選手リスト】

2024.04.19


菊池 ハルン(千葉学芸)、颯佐 心汰(中央学院)

【トーナメント】春季千葉県大会 結果一覧

野手は全国レベルのショートコンビに要注目!

野手では颯佐 心汰内野手(中央学院=3年)、中山 凱内野手(専大松戸=3年)の2人のショートに注目だ。颯佐はこのセンバツで16打数6安打の活躍。高校日本代表の一次候補にも選出され、シートノックでは素早い守備と強肩を披露。特にスローイングは深い位置から鋭い送球を見せ、際どいプレーになってショートスローになっても投手のような球筋で投げている。石塚 裕惺内野手(花咲徳栄)ら同じショートを守っていた選手たちから「颯佐の強肩はエグいです!」という声が聞かれた。攻守ともに自信を持ってプレーしているのが伝わる。この春では別格の活躍を見せて欲しい。中山は昨年のセンバツ、夏の甲子園を経験した大型遊撃手。流れるような動きを見せる遊撃守備は絶品だ。また、チーム事情で昨秋は捕手を務め、イニング間の二塁送球は1.9秒台の強肩を披露。この起用について持丸修一監督は「本当はショートをやらせたいけど、彼はほかの選手と比べても視野が広い。しっかりと任せられる捕手がいないため、やらせました」と理由を明かす。打撃も振り幅が大きいスイングでボールを捉え、広角に長打が打てており、140キロ以上の速球を投げる投手にも対応ができる。打席に立てば、なんとかしてくれる期待感がある。初戦は木更津総合東京学館の勝者と対戦する。どちらも投手が良いチームなので、中山の実力を測るには格好の相手である。

中央学院は颯佐以外にも、勝負強く堅守を見せるセカンド・中村 研心内野手(3年)、1番打者として大活躍した青木 勝吾外野手(3年)に注目だ。
強豪・木更津総合は強肩強打のスラッガー・羽根 徹平捕手(3年)に注目。1年生の時から勝負強い打撃を見せ、本塁打を量産。16年から18年にかけて活躍した左のスラッガー・野尻 幸輝内野手(Honda)を彷彿とさせる逸材だ。

羽根 徹平(木更津総合)

習志野は下級生からレギュラーとして活躍する根立 陸斗外野手(3年)はフォローが大きいスイングで本塁打を量産。遠くへ飛ばす技術は県内随一だろう。岡田 諒介内野手(2年)は昨夏の千葉大会決勝戦で本塁打。思い切りの良いスイングは脅威だ。

根立 陸斗(習志野)

市立船橋は1年夏から甲子園を経験する大野 七樹内野手(3年)、強打の花嶋 大和捕手(2年)がキーマン。成田は1年秋からレギュラーとして活躍する鹿児島 大輝内野手(3年)、鈴木 晴仁内野手(3年)の両スラッガーに注目したい。鹿児島は広角に打ち分ける打撃技術の高さが長所で、鈴木はスタンド上段に持って行くパワーが持ち味。

光英VERITASのエース早川とともに注目したい選手が伊藤 優翔外野手(3年)。振り幅が大きく、シャープなスイングで高校通算10本塁打以上を記録している。打球速度、飛距離は素晴らしいものがあり、メカニズムを見ると、今年のドラフト1位候補に挙がる西川 史礁外野手(龍谷大平安-青山学院大)と似ている。まだ体は細いが、しっかりと体ができあがっていけば、県内屈指の右のスラッガーへ化ける可能性を秘めている。
初戦で光英VERITASと対戦する千葉敬愛は4番・森 虎之介内野手(3年)がシード獲得のキーマン。昨秋の県大会の千葉学芸戦で高校通算11本塁打目となる場外本塁打を放った。無駄のないスイング軌道でボールを捉え、次々と長打を記録する左の強打者だ。土橋 怜於捕手(市原中央)はヘッドを利かせたスイングで鋭いライナー性の打球を飛ばし、そして捕手として強肩を見せる好捕手だ。

次のページ:【一覧】千葉県 注目選手

固定ページ: 1 2 3

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

1 Comment

  1. は?

    2024-04-21 at 3:45 AM

    千葉学芸、イジメ問題はどうなった?
    何故大会に出れる
    やはり高野連は話ならんわ

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.27

慶應ボーイの学生監督が率いる慶應志木 来る夏は「現役の時よりも緊張するかもしれません」

2024.06.26

【南北海道】函館支部では函館大有斗が9回サヨナラ、函館大谷はコールド勝ち【2024夏の甲子園】

2024.06.26

【南北海道】室蘭支部では、第3シードの苫小牧東と鵡川が初戦に挑む【2024夏の甲子園】

2024.06.26

低反発バットなど関係ない!“飛距離モンスター”マーティン・キャメロン(東海大札幌) に大爆発の予感!

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!