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【四国大会抽選結果】センバツ出場・高知は地元愛媛の松山商と対戦!開幕戦登場の明徳義塾は1年生をスタメンマスク起用へ!〈春季地区大会〉

2024.04.26


春季四国大会でのスタメンデビューが濃厚となった明徳義塾・里山 楓馬捕手(1年)

4月27日から5月3日にかけて愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで開催される「令和6年度春季四国地区高等学校野球大会」。いよいよ開幕前日となった26日(金)には同所にて組み合わせ抽選会が行われ、8時30分試合開始の尽誠学園(香川2位)vs明徳義塾(高知1位)を皮切りに、済美(愛媛2位)vs阿南光(徳島1位)、徳島商(徳島2位)vs高松商(香川1位)、高知(高知2位)vs松山商(愛媛1位)の順で初戦のカードが決まった。

この中で特に注目されるのはセンバツ出場・高知と地元・松山商が激突する第4試合であろう。地元・愛媛県出身の最速148キロ右腕・平 悠真投手(3年)と最速145キロ右腕・辻井 翔大投手(3年)の両輪を有する高知・濵口 佳久監督はこの試合に際し、「この大会ではいい投手と対戦したいと思っていたし、大野 康哉監督とは(大野監督が)今治西を率いていた時代以来の対戦になるので楽しみ」と最速143キロ右腕・林 颯太投手(3年)が大黒柱となる名門との対戦に期待感を隠さないコメントを残した。

対する松山商・大野監督も「第1にいい選手宣誓をしてくれた」と組み合わせ抽選会後の開会式で対戦相手へのリスペクト精神にも触れた主将の大西 利来捕手(3年)の選手宣誓を讃えつつ「これ以上ない腕試しの相手。持てる力を思う存分発揮し、全力を出し切って春の目標である四国大会1勝をつかみたい」と意気込みを述べている。

なお、組み合わせ抽選会前後には授業出席を優先した高松商を除く参加7校による公式練習が行われることに。その中で明徳義塾里山 楓馬捕手(1年・糸島ボーイズ<福岡>出身)は馬淵 史郎監督いわく「緊張していた」状況にあっても二塁送球1秒9台の強肩とキレのある動き、フレーミングの正確さで1年生とは思えない動きを披露した。

練習後に指揮官は、「里山は練習試合でもずっと先発させているし、先日あった阿南光との練習試合でも吉岡 暖(侍ジャパンU‐18代表候補・3年)から2安打を打っている。もちろん明日もスタメンで使います」と2009年夏、1年生にしてスタメンマスクをかぶり続けた杉原 賢吾捕手(拓殖大-大和高田クラブ)ですら叶わなかった春季四国大会での1年生捕手スタメンを明言。今大会は例年以上に話題性が豊富であるが、開幕戦からそこにさらなる彩りが加わることになりそうだ。

この記事の執筆者: 寺下 友徳

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