試合レポート

【春季京都府大会】西城陽の1年生捕手の鳴海が攻守に活躍!エース辰巳の完封勝利を演出!

2024.05.04


7回裏に適時二塁打を放ち、ガッツポーズを見せる鳴海聖人(西城陽)

【トーナメント表】春季京都府大会2次戦 結果一覧

<春季京都府高等学校野球大会:西城陽5-0京都翔英>◇3日◇2次戦1回戦◇太陽が丘球場

西城陽京都翔英を下して8強入り。夏のシード権を獲得した。

西城陽は1年生の鳴海 聖人を9番捕手で先発起用。「スローイングが安定している」と染田 賢作監督が評価して1次戦から抜擢されている。

中学時代は田辺中の軟式野球部でプレーしていた鳴海。父の真平さんが1994年夏の甲子園出場メンバーだったこともあり、同校の門をたたいた。

「最初は緊張して、良いパフォーマンスができるか不安でした」という鳴海だが、エース左腕の辰巳 涼太(3年)を好リード。0対0の4回表には相手の盗塁を刺して、流れを呼び込んだ。

すると、その裏に二死一塁から主将の5番・金澤 大和(3年)が右中間に適時二塁打を放ち、1点を先制。その後も粘り強く守り抜き、京都翔英に得点を許さない。

西城陽は7回裏に3点を追加すると、なおも二死一、三塁から鳴海が左中間に適時二塁打を放ち、1点を追加。「チャンスで一本出たのが自分の中では一番良かったです」と笑顔を見せた。

辰巳は終盤に疲れからか四球を出す場面も見られたが、最後まで粘り強く投げ抜き、5安打完封。昨夏の準優勝校を下した。

「3年生を中心に辛抱強い戦いができるようになってきた」と評価する染田監督。その中で1年生ながら先輩と遜色ないプレーを見せた鳴海も見事なものだった。

準々決勝では昨秋に敗れた京都外大西と対戦する。「シード権は獲りましたが、全力で行きたいと思います」と意気込む染田監督。リベンジを果たして、2年ぶりの優勝に一歩前進できるだろうか。

【トーナメント表】春季京都府大会2次戦 結果一覧

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この記事の執筆者: 馬場 遼

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