【春季奈良大会】3位の橿原学院は逸材揃い!木製バット使用でマルチヒットの強打者、プロ注目の143キロ右腕、強打の4番捕手に注目!
橿原学院先発の澤辺孝良
【トーナメント表】春季奈良県大会 結果一覧
<春季近畿地区高等学校野球大会奈良県予選:橿原学院11-6郡山>◇12日◇3位決定戦◇佐藤薬品スタジアム
13安打11得点と打線が機能した橿原学院が11対6で郡山を下して3位になった。
橿原学院は先制を許した直後の2回表に打者11人の猛攻で7点を奪い、逆転に成功。序盤から試合を優位に進めることができた。
集中打を見せた打線の中で一際目立ったのが木製バットを使用した3番遊撃の窪田 悠人(3年)。1回表の第1打席ではレフト線に二塁打を放つと、2対1と1点リードした2回表の第2打席では二死満塁から左前2点適時打でチームに追加点をもたらした。
この試合で3打数2安打2打点2四球と活躍した窪田。「木の方が飛ばせるし、コンタクトもできる」という理由で昨秋の大会終了後から木製バットを使用するようになった。「捉えられる力がある。木で対応できるのは彼くらいですかね」と谷車 竜矢監督も窪田の力量を認めている。
大学でのプレー続行を希望している窪田は夏の大会でも木製バットを使用する予定。「芯に当てる技術は自信を持っている」と話す窪田の打棒に今後も注目だ。
また、橿原学院にはプロ注目の投手がいる。それが最速143キロ右腕の澤辺 孝良(3年)だ。スリークォーター気味のフォームから力強い速球を投げる投手だが、「制球が悪くて、試合の中で修正できなかった」とこの日は本調子からは遠い出来だった。
6回を投げて8安打を浴び、5四死球で4失点(自責点3)。「今日みたいなピッチングをしていたら、天理、智辯学園には勝てない。成長して夏に挑めるように頑張ります」と気持ちを新たにした。
4打数2安打3打点の活躍を見せた4番捕手の西林 咲翔(3年)を含め、投打にタレントが揃っている橿原学院。夏の奈良大会ではダークホースになりそうだ。