News

【関東大会注目チーム紹介】神奈川春季大会優勝の武相は40年ぶり出場!粘り強さ光った投手陣と「2ベース量産打線」が勝利のカギ握る!

2024.05.17


40年ぶり春4強を決めた武相の選手たち

40年ぶり関東大会出場を決め、その勢いのまま42年ぶり春季神奈川県大会を制した武相。指揮を執る豊田 圭史監督と選手が一体となり、”打倒エリート”の精神で頂点へと上り詰めた。そんな快進撃を支える注目の選手たちを紹介したい。

【一覧】春季関東大会組み合わせ・出場校

【投手陣】
春季大会は3人の投手で勝ち切った。エースナンバーを背負う仲間 球児朗投手(3年)は、初戦で昨春準優勝の相洋を相手に11回途中まで2失点に抑え、延長タイブレークでの勝利に貢献。身長は165センチと小柄ながら力のある球を投げ、準決勝の向上戦でもリリーフで3回1失点に抑えた。2年生左腕の八木 隼俊投手(2年)も4回戦の横浜商戦、準々決勝の日大藤沢戦で完投勝利。冬場の体作りで球威が増したというストレートを軸に、粘り強いピッチングを見せている。

決勝では三上 煌貴投手(2年)が先発。長い手足を使いながら、コーナーをつく投球で打たせて取るピッチングが続いた。8失点をしたものの同学年の八木投手に刺激を受け、粘る東海大相模打線を振り切って9回141球を投げ抜いていた。関東大会でも3投手が見せてきた粘り勝つ投球でチームを勝利に導く。

【野手陣】
強力武相打線は2塁打が多いことが特徴だ。準決勝では、10本のヒットの内7本が2塁打と大振りにならず、低く鋭い打球で外野まで運んでいた。その特徴を一番に体現しているのが4番の平野 敏久内野手(3年)。準決勝では2本の2塁打を放つと、決勝でレフトへ先制となるタイムリー、5回にもセンターへ鋭い打球を飛ばし、2試合で4本の2塁打を記録した。また決勝で猛打賞の5番・広橋 大成内野手(3年)、横浜スタジアムで本塁打を放った金城 楽依夢外野手(3年)など力のある打者も並んでいる。3番を任されている吉崎 創史捕手(2年)も、投手陣を統率するだけでなく、4番・平野の前でチャンスメイクする打撃に期待がかかる。

富士大の監督としても外崎 修汰内野手(西武)や山川 穂高内野手らをNPBに輩出した実績を持つ指揮官が初の関東大会でどのような試合を見せるのか注目だ。

【県大会ベンチ入りメンバー】
仲間 球児朗投手(3年)
吉崎 創史捕手 (2年)
平野 敏久内野手(3年)
広橋 大成内野手(3年)
笹川 興内野手(3年)
仲宗根 琉空内野手(3年)
金城 楽依夢外野手(3年)
斎藤 優希外野手(3年)
大久保 快人外野手(3年)
三上 煌貴投手(2年)
八木 隼俊投手(2年)
北村 翔瑠捕手(3年)
上ケ市 仁内野手(2年)
伏谷 空翔内野手(2年)
森山 惇内野手(2年)
宇野 日向内野手(3年)
工藤 龍真外野手(2年)
赤嶺 晴翔外野手(3年)
下地 開翔投手(3年)
中野 雄太外野手(3年)
徳田 丈内野手(3年)
小澤 太晴捕手(3年)
舘 将弥内野手(3年)
難波 虎汰郎内野手(3年)
渡辺 羽音内野手(2年)

<関連記事>
【一覧】関東大会注目投手
【一覧】関東大会注目野手
【一覧】中央学院 チーム紹介
【一覧】東海大相模 チーム紹介
【一覧】帝京 チーム紹介

 

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.25

昨夏甲子園16強・北海の卒業生進路紹介!元巨人外野手の息子らが中央大、147キロ右腕は社会人へ

2024.06.25

【南北海道】室蘭支部では駒大苫小牧が北海道栄に完封勝ち、次戦の相手は苫小牧中央【2024夏の甲子園】

2024.06.26

【南北海道】函館支部では函館大有斗が9回サヨナラ、函館大谷はコールド勝ち【2024夏の甲子園】

2024.06.26

【北北海道】旭川支部予選で、旭川実の151キロ右腕・田中が6回完全、11連続を含む15奪三振の快投【2024夏の甲子園】

2024.06.26

低反発バットなど関係ない!“飛距離モンスター”マーティン・キャメロン(東海大札幌) に大爆発の予感!

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.21

沖縄大会が22日開幕!八重山商工、宮古、小禄が登場、開幕戦での白星一番乗りは?【2024夏の甲子園】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】