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智辯和歌山の197cm右腕、和歌山東のプロ注目の強打者、公立校に140キロ超え右腕が続出!【和歌山注目選手リスト】

2024.05.23


中西 琉輝矢(智辯和歌山)、谷村 剛(和歌山東)

春の和歌山県大会は智辯和歌山の優勝で幕を閉じた。今年の和歌山県は他にも春のセンバツに出場した耐久田辺、昨夏の優勝校である市立和歌山に今春準優勝の和歌山東と力のある学校が揃っている。夏は激戦が予想される和歌山県において、楽しみな好選手を紹介していきたい。

投手は中西 琉輝矢投手(智辯和歌山=3年)に注目。身長197㎝、体重100㎏の大型右腕として下級生の頃から注目されており、春の県大会決勝では最速145キロをマークして1失点完投勝利を収めた。昨年から大きく成長を見せており、夏には更なる高パフォーマンスを期待したい。

冷水 孝輔投手(耐久=3年)は最速142キロのストレートにカットボールやツーシームを駆使した巧みな投球術とピンチに強い粘り強い投球が光る。センバツの中央学院戦では右肘に死球を受けたが、春の県大会では無事に復帰しており、夏に向けて不安はなさそうだ。

寺西 邦右投手(田辺=3年)は内角を強気に突く投球が持ち味。春の県大会では最速を141キロに更新と好調を維持している。

爲則 太智投手(市立和歌山=3年)、渡邉 颯人投手(智辯和歌山=2年)、中尾 綾佑投手(桐蔭=2年)は140キロ台の速球を投げ込む本格派右腕。酒井 爽投手(高野山=3年)はチェンジアップなど多彩な変化球を駆使する技巧派右腕で、昨夏は智辯和歌山相手に2失点完投勝利を収めた。長身右腕の福本 悠陽投手(和歌山商=3年)も将来性が楽しみな右腕だ。

左腕では前芝 翔太投手(和歌山東=3年)に注目。最速135キロのストレートにチェンジアップやカーブなどで緩急を上手く使う投手で、初の県大会準々決勝では5回参考ながらノーヒットノーランを達成している。

野手では谷村 剛内野手(和歌山東=3年)がプロのスカウトからの注目を集めている。高校通算18本塁打(4月27日時点)の左の強打者で、広角に強い打球を打ち分けることができる。三塁守備も球際に強く、攻守に見どころのある選手だ。

花田 悠月内野手(智辯和歌山=3年)は昨秋の県大会後から木製バットを使用しており、その中で本塁打を連発。対応力の高さを見せつけている。

市立和歌山麹家 桜介捕手(3年)と村上 遥飛内野手(3年)に注目。麹家は強肩強打の捕手で、リード面での評価も高い。村上は身体能力が高い遊撃手。逆方向に強い当たりが打てる打撃や強肩を活かした守備に定評がある。

山本 陣世内野手(田辺=3年)は昨秋の県大会準決勝・智辯和歌山戦で逆転満塁本塁打を放つなど、勝負強い選手。投手としても140キロ台の速球を投げるなど、肩の強さも光る。

耐久では攻守にセンスのある澤 剣太郎内野手(3年)や長打力のある岡川 翔建外野手(3年)、白井 颯悟内野手(2年)のクリーンアップが強力だ。

今井 隆誠内野手(高野山=3年)は身長175㎝、体重95㎏の体格を活かした豪快な打撃が魅力。市木 栄勇内野手(日高中津分校=3年)の打撃センスも見逃せない。辻 奨誠捕手(和歌山東=3年)や淡路 文太捕手(桐蔭=3年)は強打の捕手として期待がかかる。

2年生では藤田 一波外野手(智辯和歌山)が俊足を活かした広い守備範囲が魅力。山下 晃平外野手(智辯和歌山)は1年生ながら既に3番を任されており、その打棒に今後も注目だ。

次のページ:【一覧】和歌山県注目選手リスト

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この記事の執筆者: 馬場 遼

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