News

セ首位阪神とほぼ同じ勝率! 日本ハムを支える守護神”圧巻の数字”

2024.05.24


創価大時代の田中 正義

パ・リーグはソフトバンクが首位を独走している。5月22日終了時点で2位とのゲーム差は6で、勝率は7割を超えて.744。まさに圧倒的な強さと言える。

2位の日本ハムの勝率は.575。これはセ・リーグ首位の阪神の勝率.585とほぼ同じ。例年であれば首位を走っていてもおかしくないのである。

投手陣の奮闘が、ここ2年連続で最下位だった日本ハムを支えている。新加入の山﨑 福也投手(日大三出身)は、ほぼカード頭の先発を任され、すでに5勝。開幕投手の伊藤 大海投手(駒大苫小牧出身)も、無傷の3連勝と安定している。中継ぎ陣ではセットアッパーの河野 竜生投手(鳴門出身)が、18試合で失点はわずかに1。13ホールド、防御率0.51と抜群の成績を残している。

守護神の田中 正義投手(創価出身)の活躍も忘れてはならない。2022年のオフにソフトバンクへFA移籍した近藤 健介外野手(横浜高出身)の人的補償選手として加入した右腕は、中継ぎとして大きく花が開いた。昨年はキャリアハイとなる47試合に登板し、2勝3敗25セーブ、8ホールド、防御率3.50の成績を残した。

移籍2年目の今年は、開幕から守護神として起用され、18試合に登板。1勝0敗、10セーブ、5ホールド、防御率0.50と好調を維持している。18回を投げて、与四球はわずかに2つで、奪った三振は17個。奪三振と与四球の割合を示すK/BBは8.50。昨年の3.54から大幅に良化している。

また10セーブもソフトバンクのオスナ(11セーブ)に続く2位。少し気は早いもののチーム、そして自身の好調が続けば最多セーブのタイトルも視界に入ってくる。もし田中が最多セーブのタイトルを獲得すれば、人的補償で移籍した選手としては、西武からヤクルトへ移籍し盗塁王を獲得した福地寿樹以来2人目。投手としては史上初のことになる。

首位のソフトバンクを追いかけるためにも田中の存在は必要不可欠。このままタイトル争いに加わることがチームへの大きな貢献となる。

※数字は2024年5月23日終了時点

<関連記事はこちら>
◆首位独走!ソフトバンクの今季新戦力の活躍度は?
◆打撃不調の阪神、今季新戦力野手の出場ゼロでも首位に立つ強さ
◆【ヤクルト】今季加入の新戦力の活躍度は!?
◆新戦力を積極起用のDeNA、今後の巻き返しのキーマンは!?
◆【広島】「今季新戦力の現状通信簿」、新外国人の復活はなるか!?
◆【中日】今年の新戦力の通信簿

この記事の執筆者: 勝田 聡

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.25

昨夏甲子園16強・北海の卒業生進路紹介!元巨人外野手の息子らが中央大、147キロ右腕は社会人へ

2024.06.25

【南北海道】函館支部では第3シードの函館西と函館大有斗が初戦に挑む【2024夏の甲子園】

2024.06.25

【南北海道】室蘭支部では、第2シード苫小牧工が代表決定戦進出を狙う【2024夏の甲子園】

2024.06.25

【南北海道】小樽支部予選が26日に開幕!8年連続代表校の北照が登場【2024夏の甲子園】

2024.06.25

【滋賀】組み合わせ決まる!近江がいきなり彦根東と対戦<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.21

沖縄大会が22日開幕!八重山商工、宮古、小禄が登場、開幕戦での白星一番乗りは?【2024夏の甲子園】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】